コラム
2023/12/27
人工芝と天然芝の違いを7つの観点から完全解説【専門家監修】
「人工芝と天然芝は具体的にどう違うの?」
「それぞれのメリットやデメリット、どのような人にオススメなのか教えて欲しい」
人工芝と天然芝では、主に7つの観点で違いがあり、それぞれ一長一短あります。
あなたのお庭に人工芝と天然芝のどちらを施工するかは、あなたがどのような庭を楽しみたいのかで決まるでしょう。
そこで今回は、人工芝と天然芝の7つの違いについて、人工芝施工の専門業者である弊社が徹底的に解説していきます。
この記事を読めば、人工芝と天然芝の特徴を明確に掴み、どちらを施工するか判断できるようになるでしょう。
弊社はこれまでに数多くのご自宅の庭へ人工芝を施工しており、Googleクチコミでも高評価をいただいております。
人工芝と天然芝を同時に施工した実績もあり、どちらの芝の特徴も熟知していますので、どちらを施工するか迷っているなら、お気軽にご相談ください。
「とりあえず、話を聞いてみたい」といったお問い合わせでも大歓迎です。
人工芝と天然芝の7つの違い【メリットやデメリットも紹介】
人工芝と天然芝では以下の7つの違いがあります。
- 見た目(風合い)
- 触り心地
- レジャーへ影響
- 競技への影響
- 費用
- 手入れ(メンテナンス)
- 施工方法
上記の違いを詳しく解説するとともに、それぞれのメリットやデメリットも解説していきます。
見た目(風合い)
人工芝と天然芝の1つ目の違いは「見た目や風合い」です。
近年の人工芝は改良が進んでいるため、ほとんど天然芝と変わらない見た目をしています。
【弊社の取り扱う人工芝】
明確に違うのは「四季」による影響です。
人工芝は、プラスチック素材でできており、枯れることがありません。
通年で鮮やかな緑色を保てるので、1年中同じ景観を楽しめます。
対して、天然芝は、夏は青々と茂り、冬は枯れてベージュ色に染まります。
1年を通してきれいな緑の芝を保ちたいと思うなら人工芝、四季によって芝の違いを楽しみたいと思うなら天然芝が向いているでしょう。
見た目がより本物の芝に近い人工芝を選びたいとお考えなら、以下の記事も参考にしてください。
関連記事:リアル人工芝とは?デメリットやホームセンターごとのおすすめを紹介
触り心地
人工芝と天然芝の2つ目の違いは「触り心地」です。
前述した「見た目の違い」と同様、触り心地についても、人工芝は天然芝とほとんど変わりません。
プラスチック素材の人工芝でも、触り心地もやわらかく、天然芝と同様にクッション性があり、転んでもケガをしにくいように作られています。
そのため、人工芝でも天然芝でも、子どもやワンちゃんを安全に遊ばせられます。
人工芝と天然芝の唯一の違いは「人工芝は熱を持ちやすい」ことです。
人工芝はプラスチック素材なので、直接日光に当たり続けると、60度近くまで熱をもつ可能性があります。
とはいえ、「打ち水をする」「遮熱性のある人工芝を選ぶ」などの対策が取れますので、恐れすぎることはありません。
「熱くならない人工芝」を検討したい場合は、以下の記事も参考にしてください。
関連記事:人工芝は熱くならないの?夏場の暑さ対策や人工芝のメリット・デメリットを紹介
レジャーへ影響
人工芝と天然芝の3つ目の違いは「レジャーへの影響」です。
人工芝や天然芝を敷くと、庭に遊具やビニールプールを置いて子どもの遊び場にしたり、ハンモックを置いて癒やしの空間にしたりなど、さまざまな用途に使えます。
しかし、人工芝では「火気」の伴うレジャーは避けたほうが無難です。
具体的には「花火」や「バーベキュー」など、火が直接人工芝に降りかかる可能性のあるレジャーを指します。
プラスチックでできている人工芝は直接火がかかると溶けてしまうのです。
しかも、天然芝のように再生しないので、一度溶けたら張り替えない限り溶けた状態のままとなります。
とはいえ、人工芝でもバーベキューを楽しめるように施工することは可能です。
実際に、弊社は人工芝施工の専門業者ですが、「バーベキューを楽しむための施工」を数多く承っております。
人工芝でもバーベキューを楽しむ方法については、以下の記事も参考にしてください。
関連記事:人工芝の庭でバーベキューはできる?おすすめしない理由や安全に楽しむ方法を解説
競技への影響
人工芝と天然芝の4つ目の違いは「競技への影響」です。
「芝」を使用するスポーツでは、「人工芝か?天然芝か?」によって、競技成績が変わることが少なくありません。
とくに以下のスポーツでは、芝の影響を受けやすいので、詳しく解説していきます。
- サッカー
- 野球
- ゴルフ
サッカー
サッカーを行う際、人工芝と天然芝では、以下のような違いがあります。
ボールの弾み方 | 人工芝は、芝の下地がコンクリートのケースが多いので、天然芝よりもボールが弾みやすくなる。 |
ボールの転がり型 | 「弾み方」と同様の理由で、人工芝の場合、天然芝よりも転がりやすくなる。 |
足腰への負担 | 人工芝は芝の下地がコンクリートのため、地面が固く、足や腰への衝撃が大きくなり、比例して負担も大きくなる。 |
スライディングのしやすさ | 人工芝はプラスチック素材のため、天然芝と違ってスライディングすると火傷を負う可能性がある。 |
汚れ方 | 天然芝は地面が「土」のため、転んだりスライディングすると服やスパイクが汚れやすい。人工芝は、施工過程で土を使わないので、雨に濡れたとしても汚れにくい。 |
上記の通り、総合的に見ると「人工芝」のほうがサッカー競技者へ悪影響を与えるように見えます。
しかし、近年では人工芝の改良が進んでいるため、必ずしも上記のとおりになるとは言えません。
実際に、弊社が人工芝を仕入れる際は、FIFAの認定工場から良質な人工芝のみを、割安な価格で仕入れています。
FIFAが認める人工芝は、クッション性に優れた作りとなっているため、サッカー競技者への悪影響を最小限に抑えられます。
サッカーのグラウンドに使用する芝で人工芝を選ぶ際は、FIFAが認定している芝かどうかを確認しておきましょう。
人工芝とサッカーの関連性については、以下の記事でも詳しく解説しています。
関連記事:人工芝のサッカー練習場を自宅に作ろう|施工費や競技用と家庭用の違いを解説
野球
野球を行う際、人工芝と天然芝では、以下のような違いがあります。
ボールの反発力 | 人工芝の下は土の地面ではなく、コンクリートであることが多いため、天然芝よりもボールが弾みやすい。 |
ボールの転がり方 | 人工芝は反発力がある分、天然芝よりボールが転がりやすい。また、天然芝とは違って均一に作られているため、凹凸が少なく、イレギュラーが発生しにくい。 |
足腰への負担 | 人工芝の場合、人工芝を傷つけないために、足裏が金具ではない人工芝用のスパイクを履く必要がある。その分、天然芝より踏ん張りが効かず、動きづらくなるので、足腰への負担が増える。 |
上記のように、野球に関しては、天然芝と人工芝では一長一短あります。
しかし、近年の人工芝は改良が進んでおり、オリンピック委員会の認定工場で造られた人工芝であれば、人工芝の上記のデメリットは少なくなっています。
ゴルフ
ゴルフを行う際、人工芝と天然芝では「ダフったとき」に大きな違いが出ます。
(※ダフる・・・スイング時に、ボールを打ち損ねて地面をクラブヘッドで叩いてしまうこと)
人工芝の場合、ダフったとしてもクラブのヘッドが滑りやすく、そのままボールに当たっていいショットを打てることがあります。
クラブが土で汚れることもありませんので、ゴルフ初心者であれば、人工芝の恩恵を受けやすくなるでしょう。
対して、天然芝の場合、ダフったとしても人工芝のようにはいかず、土を掘り返して終わるケースがほとんどです。ヘッドも土で汚れてしまうでしょう。
ただ、天然芝の下は土なので、ダフったとしても衝撃が小さく、手や腰への影響を最小限に抑えられます。
人工芝の場合は、芝の下がほとんどコンクリートなので、ダフった衝撃がそのまま手や腰に伝わり、痛めてしまいがちです。
ゴルフ初心者ならボールがキレイに飛びやすい人工芝、ゴルフ経験者なら正確に練習できる天然芝が向いているでしょう。
人工芝とゴルフの関連性については、以下の記事でも詳しく解説しています。
関連記事:自宅に人工芝を敷いてゴルフの練習はできる?DIYでの敷き方や注意点を解説
費用
人工芝と天然芝の5つ目の違いは「費用」です。
人工芝と天然芝では、以下のように施工費用が変わってきます。
人工芝 | 1㎡あたり2000円~ |
天然芝 | 1㎡あたり10000円~ |
※施工を専門業者に依頼した場合の比較
上記の通り、費用だけを比較すれば、天然芝のほうが断然に安くなります。
「四季に応じた天然芝の変化を楽しみたい」「費用を安く抑えたい」とお考えなら、天然芝が向いているでしょう。
しかし、前述したように、天然芝を敷けば雑草抜きや除草剤の散布などのメンテナンスが必要になります。
人工芝は一度敷けば、最低限の掃除が必要なだけで10年以上はメンテナンスが不要となります。
費用は人工芝のほうが高いですが、次の章で詳しく解説するメンテナンスの違いで総合的に判断するのがポイントです。
人工芝の費用については、以下の記事でも詳しく解説しています。
関連記事:人工芝の費用はいくら?天然芝との違いやDIYで施工する手順、メリットやデメリットを紹介
手入れ(メンテナンス)
人工芝と天然芝の6つ目の違いは「手入れ(メンテナンス)」です。
人工芝と天然芝では、以下のようにメンテナンスの頻度が変わってきます。
人工芝 | 簡単な掃き掃除(必要であれば拭き掃除) |
天然芝 |
|
上記のとおり、人工芝ならゴミ拾いや掃き掃除程度の手入れで済みます。
しかし、天然芝の場合は、芝を良好な状態に保つ必要があるので、植物を育てるのと同じように定期的にメンテナンスが必要になります。
メンテナンスに伴い、費用もかかってきます。
「貴重な休日の時間が庭のメンテナンスに奪われることは避けたい」とお考えなら、人工芝のほうが向いているでしょう。
芝生の手入れや人工芝の掃除については、以下の記事でも詳しく解説しています。
関連記事:
施工方法
人工芝と天然芝の7つ目の違いは「施工方法」です。
天然芝を敷くには、「土」と「日光」が必要です。
天然芝は本物の植物であるため、生命を維持できる環境が整っていないと施工できません。
対して、人工芝は人工物であり生命維持が不要のため、どこでも施工が可能です。
バルコニーやベランダ、屋上、室内など、あなたが敷きたいと思った場所ならたいてい敷けます。
【弊社では屋上への施工実績もあります】
「家に庭はないけど、バルコニーや屋上に人工芝を敷いて、子どもやワンちゃんの遊び場を用意してあげたい」とお考えなら、人工芝が最適でしょう。
人工芝をベランダや屋上に施工する方法については、以下の記事でも詳しく解説しています。
関連記事:
弊社における人工芝と天然芝の施工事例
弊社「もりかわ人工芝」は人工芝施工の専門業者で、これまで数多くのご自宅の庭に人工芝を施工してきました。
【庭に施工した人工芝にお子様も大喜び】
お客さまの多くは以下のような理由から人工芝の施工を決めています。
- 天然芝の手入れから開放されたい
- 子どもに安全な遊び場を用意してあげたい
庭が天然芝の場合、草抜きや水撒きなど、定期的なメンテナンスが必須です。
下地が「土」なので、子どもが転んだりすると汚れやすいというデメリットもあります。
人工芝なら、下地に防草シートを敷くので、雑草が生えないことで草抜きや水撒きが不要になります。
子どもが裸足で走り回ったり、転んだりしても汚れる心配もありません。
とはいえ、天然芝の自然な風合いや四季折々の変化を楽しめるメリットも捨てがたいと感じる方もいらっしゃるでしょう。
そのようなお客さまには、「人工芝と天然芝の同時施工」を提案しております。
実際に、天然芝の一部を残しながら人工芝を施工した弊社の事例もあります。
【人工芝と天然芝のハイブリッド施工】
人工芝か天然芝かで迷っているなら、相談のみでも構いませんので、気軽にお問い合わせください。
あなたのご要望を聞きながら、あなたにベストな形のお庭を提案いたします。
>>【人工芝と天然芝の同時施工も可能】無料で見積もりを依頼する
人工芝か天然芝かで迷ったら専門業者に相談しよう!
今回は、人工芝と天然芝の違いについて詳しく解説してきました。
人工芝と天然芝の違いは主に7つあり、それぞれ一長一短あります(詳しくは本文で)。
人工芝と天然芝のどちらを施工するかは、あなたがどのようなお庭を楽しみたいかで決まってきます。
この記事では、それぞれの違いとメリット・デメリットを詳しく解説しているので、あらためて一読していただき、判断材料の一助にしてください。
とはいえ、人工芝と天然芝のどちらにしようか決めかねているなら、専門業者に相談することをオススメします。
人工芝や天然芝施工の専門業者なら、実際に施工したお客さまの要望や希望にたくさん答えてきたことで、あなたに対しても的確にアドバイスできるからです。
なお、弊社「もりかわ人工芝」は人工芝施工の専門業者で、本文でも紹介したように、たくさんのご自宅の庭を天然芝と人工芝に向き合ってきました。
中には、天然芝の一部を残して人工芝を施工した事例もあります。
そのような積み重ねにより、おかげさまでGoogleクチコミでは高評価をいただいております。
「人工芝か天然芝かで迷っていてどうしても決められない」とお悩みなら、まずは弊社にご相談ください。
もちろん、相談や見積もりのみのお問い合わせでも大歓迎です。
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