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コラム

2023/11/30

人工芝は熱くならないの?夏場の暑さ対策や人工芝のメリット・デメリットを紹介

人工芝に対して、以下のような疑問を持っている方は多いのではないでしょうか?



  • 「人工芝は熱くならないの?」

  • 「効果的な熱さ対策は?」

  • 「人工芝のメリット・デメリットは?」


本記事では、人工芝の熱さ対策やメリット、デメリットについて解説します。そのほか、人工芝にかかる費用や寿命、天然芝との違いについても触れています。人工芝の設置を検討している方は、ぜひ参考にしてください。


人工芝は熱くならないの?熱くなる原因とは?



人工芝は合成樹脂を使用しているため、天然芝に比べると熱くなりやすいです。合成樹脂とは石油系の素材で、身近な代表例はプラスチックです。熱を吸収しやすく熱くなりやすいという特徴があります。


ただし温度は上がっても60℃ほどのため、触ってすぐに火傷するような熱さにはなりません。また、冷めやすい素材のため、冬場は表面が冷たく感じるのも特徴です。


夏の暑い時期に人工芝の上で過ごす際は、事前に熱くなっていないか確認しましょう。熱さを感じる場合は、軽く水をまいておけばすぐに温度は下がります。


そのほか人工芝の熱さ対策については「効果的な人工芝の熱さ対策6選」で詳しく紹介しているので、ぜひ参考にしてください。


効果的な人工芝の熱さ対策6選



人工芝の熱さ対策に効果的な方法は、以下の6つです。



  1. 水をまく

  2. 水はけのいい状態にする

  3. 熱くなりにくい人工芝を選ぶ

  4. 熱くなりにくい場所に敷く

  5. 日よけシェードを使う

  6. 夏場は裸足で歩かない


それぞれ詳しい内容を見ていきましょう。


1.水をまく


人工芝は熱くなりやすい特徴がある反面、冷めやすいという性質もあります。そのため、人工芝が熱くなりすぎたときは、水をまくことで一気に温度を下げられます。人工芝自体は水分を含みにくいですが、表面温度を下げるには効果的な方法です。


夏場に人工芝の上で過ごす際は、事前に水まきをしておくと、熱くなりすぎるのも防げます。水をまく時間帯は、気温が高くなりやすい日中に行いましょう。水分も蒸発しやすいので、水をまいてもすぐに乾いて使えます。


2.水はけのいい状態にする


水をまいて温度を下げる方法はもっとも手軽で効果的ですが、人工芝の水はけをいい状態にしておくことが大切です。せっかく水をまいて温度を下げても、水はけが悪いと濡れたまま人工芝を使わなければいけません。


また水はけが悪い状態は、カビや害虫の発生原因にもなります。熱さ対策だけでなく、人工芝を長く丈夫に使うためにも、水はけのいい状態で設置しましょう。


関連記事:人工芝って水はけが悪いの?水はけをよくする敷き方や下地材を紹介


3.熱くなりにくい人工芝を選ぶ


人工芝の表面温度が熱くなりすぎないように、遮熱タイプの人工芝を選ぶのも効果的な対策のひとつです。遮熱タイプの人工芝は、太陽光が反射するようにコーティング加工されているため、芝生の温度上昇を抑えてくれます。


人工芝自体の温度は上がりにくい反面、周囲の温度が上昇しやすく、人工芝の周辺環境を熱くするというデメリットがあります。効果とデメリットを比べた上で、自分にあった人工芝を選びましょう。


4.熱くなりにくい場所に敷く


人工芝は敷く場所を選ばないというメリットがあるため、太陽光が届きにくい日陰に敷くことも熱さ対策になります。たとえば、庭の裏側やベランダなど、日向になる時間が少ない場所を選んで人工芝を敷くことも可能です。


温度が高くなりやすいコンクリート上を避けて、土の上に人工芝を敷くのも温度上昇を抑える方法のひとつです。ただし、あまりにも日光が届かず湿気がたまりやすい場所に敷くと、カビや害虫の発生原因になります。また、冬場は寒くて過ごしにくくなるため、ある程度は日光が届く場所に敷きましょう。


5.日よけシェードを使う


人工芝の上に日よけシェードを設置して日陰を作るのも、人工芝の熱さ対策に効果的です。日よけシェードは太陽光を遮断しながらも風通しはいいため、人工芝の上を快適な空間にできます。


日よけシェードは遮熱以外にも、紫外線や日焼け予防効果もあるため、人工芝の上でティータイムや読書をゆっくり楽しめます。熱中症対策にもなるため、安心して子どもを遊ばせることも可能です。


6.夏場は裸足で歩かない


人工芝は夏の暑い時期になると、表面温度が60℃近くになる可能性があります。火傷するほどの熱さではありませんが、夏の暑い時期は裸足で人工芝の上を歩かないほうがいいでしょう。


夏場の砂浜をイメージするとわかりやすいかもしれません。真夏の砂浜は、火傷するほどの熱さではありませんが、裸足で歩くと熱くて飛び跳ねた経験をした方もいるでしょう。人工芝も似たような現象になるため、真夏日はサンダルや靴などを履いて過ごしましょう。


人工芝のメリット5つ



人工芝のメリットは、以下の5つです。



  1. どこにでも敷ける

  2. 雑草や虫が発生しにくくなる

  3. お手入れの手間がほとんどない

  4. 子どもの遊び場になる

  5. ヒートアイランド現象の抑制につながる


内容を確認して、人工芝を選ぶ際の参考にしてください。


1.どこにでも敷ける


天然芝の場合は、土がある場所にしか敷けませんが、人工芝の場合は場所を選ばず敷けるのが魅力的です。たとえば、庭だけでなく屋上やベランダなどのコンクリート部分でも敷けます。


また、子どもの遊びスペースやゴルフのパター練習用のために、屋内に敷くことも可能です。敷くスペースの自由度も高いため、空いた空間を有効活用したり、ちょっとした場所に敷いてインテリアとしておしゃれに活用もできます。


2.雑草や虫が発生しにくくなる


人工芝は天然芝のように、雑草や虫が発生することがありません。そのため、庭の雑草や虫の発生に困っている場合は、解決策として有効です。ただし、防草シートの設置や、水はけのいい状態を作るといった事前準備は必要です。


具体的には、人工芝を敷く前にすでに生えている雑草を取り除いたり、庭の排水状態を確認したりすることが大切です。庭の雑草や虫の発生に困っている方は、人工芝を敷いて予防しましょう。


3.お手入れの手間がほとんどない


人工芝は天然芝のように、芝刈りや水やりの手間が必要ありません。ほとんどお手入れしなくても、1年中青々とした状態を維持できるのは時間のない方にとっては大きなメリットです。


人工芝をより長持ちさせたい場合は、気づいたときにゴミや落ち葉を拾ったり、時々デッキブラシで芝生を起こしてあげたりしましょう。天然芝のようにこまめにメンテナンスする必要はありません。


簡単なお手入れだけで長く使用したい方は、耐久性や耐水性に優れて紫外線にも強い、ポリプロピレンの人工芝がおすすめです。


4.子どもの遊び場になる


人工芝はクッション性があり転んでも怪我しにくいため、子どもの遊び場として活用するのがおすすめです。コンクリートの場合は転んで怪我をしやすいですし、土の場合は服が汚れる心配があります。人工芝であれば、汚れる心配もありません。


子どもの遊び場のために人工芝を敷く場合は、芝の長さが30mm以上の商品が向いています。それより短いと、見た目はよくなりますがクッション性は劣ります。子どものために人工芝を敷く際は、芝の長さも考慮して商品を選びましょう。


人工芝は赤ちゃんの遊び場としても適しています。詳しくは、以下の記事を参考にしてください。


関連記事:赤ちゃんが安心して遊ぶために知っておきたい人工芝のメリットと注意点


5.ヒートアイランド現象の抑制につながる


人工芝を敷くことで、ヒートアイランド現象の抑制につながります。ヒートアイランド現象とは、都市部の気温が他の地域よりも高くなることです。都市部に住んでいる方で庭がコンクリートの場合は、人工芝を敷くことで周辺温度の上昇を抑えられます。


人工芝を利用することによるヒートアイランド現象の抑制効果は、福岡大学の研究でも明らかになっています。庭がアスファルトやコンクリートで、夏場に周辺が暑くなりすぎるのが気になる方は、人工芝を敷いて温度の上昇を抑制するのがおすすめです。


参考:人工芝システムを利用したヒートアイランド現象抑制効果に関する研究


人工芝のデメリット3つ



人工芝のデメリットは、以下の3つです。



  1. 初期費用が高い

  2. メンテナンスを怠ると見た目が悪くなる

  3. 火が使えない


メリットとデメリットを比べた上で、購入時の参考にしてください。


関連記事:庭に人工芝を敷く手順は?費用やメリット・デメリットについても紹介


1.初期費用が高い


人工芝は天然芝に比べるとメンテナンス費用はかかりませんが、初期費用が高いのがデメリットです。人工芝本体の費用は、1㎡あたり800〜6,000円ほどです。そのほか、業者に依頼する場合は、工事費用もかかります。


人工芝をDIYで行う場合は、以下の費用も必要です。






















その他の必要物品費用相場
防草シート100〜700円
下地材100〜600円
そのほかの資材100〜500円


人工芝の費用については、以下の記事でも解説しています。ぜひご覧ください。


関連記事:人工芝の費用はいくら?天然芝との違いやDIYで施工する手順、メリットやデメリットを紹介


2.メンテナンスを怠ると見た目が悪くなる


人工芝は基本的にお手入れ不要ですが、まったくメンテナンスしないと、芝生が寝たり抜けたりします。さらに、ゴミや落ち葉がたまると、見た目が悪くなります。雨や風など天候の状況によっても、劣化の進行具合は変わってくるでしょう。


ゴミや落ち葉は気づいたときに拾い、清潔な状態を保ちましょう。芝生が寝ている場合は、デッキブラシで芝生を立たせることで、人工芝を長持ちさせられます。人工芝は、定期的なお手入れは不要ですが、簡単な掃除程度は行うことが大切です。


3.火が使えない


人工芝は合成樹脂でできており熱で溶ける可能性があるため、原則火気の取り扱いは禁止です。庭に人工芝を敷いて、バーベキューを楽しみたいと考える方もいるかもしれませんが、火は使わないように注意しましょう。


どうしても、人工芝を敷いて庭でバーベキューをしたい方は、レンガやタイルで火の使うスペースをあらかじめ作ってバーベキューができる環境を整えるのがおすすめです。そのほか、防火シートの活用や、調理のみ人工芝以外の場所で行うなどの対策があります。


人工芝の上でバーベキューを安全に楽しむ方法は、以下の記事で紹介しているので参考にしてください。


関連記事:人工芝の庭でバーベキューはできる?おすすめしない理由や安全に楽しむ方法を解説


人工芝に関するよくある質問



人工芝に関するよくある質問は、以下の3つです。



  • 人工芝はゴキブリが発生しやすいですか?

  • 人工芝の寿命は何年ですか?

  • 人工芝と天然芝はどちらがいいですか?


それぞれわかりやすく回答しているので、ぜひご覧ください。


人工芝はゴキブリが発生しやすいですか?


人工芝はゴキブリが発生しやすいのでは?という疑問を持つ方もいるかもしれませんが、基本的にはゴキブリは発生しません。なぜなら、人工芝の素材は合成樹脂でエサもないため、ゴキブリが生息しにくい環境になっているからです。


ただし、水はけが悪くて湿気がたまったり、お菓子や食事の食べかすが芝生内に残っていたりすると発生する可能性はあります。人工芝のゴキブリの発生を防ぐためにも、水はけのいい状態にして、ゴミがたまらないように掃除しましょう。


関連記事:「ベランダ 人工 芝 ゴキブリ」


人工芝の寿命は何年ですか?


人工芝の寿命は、7〜10年ほどです。日に当たる時間や人の歩く頻度など、敷く場所の環境や使い方によって変わってきます。


ちなみに当店で取り扱っている人工芝の寿命は、およそ8年(紫外線照射試験済)です。人がよく歩く部分は人工芝が倒れたり、磨耗が出たりしますが、短期間でボロボロになることはありません。


芝生が倒れた場合は、デッキブラシで起こせます。人工芝は消耗品のため、経年劣化すれば、新しいものに交換が必要です。


参考:人工芝の紹介|もりかわ人工芝


人工芝と天然芝はどちらがいいですか?


天然芝と人工芝は、購入する方が何を優先するかで選ぶのがおすすめです。天然芝は人工芝に比べると初期費用は安いですが、雑草対策や水やりなどお手入れの手間が発生します。


一方で人工芝であれば、天然芝より初期費用はかかるものの、ほとんどお手入れ不要なので管理が簡単です。


手間はかかっても自然な雰囲気がいい方は天然芝を選び、人工的な雰囲気だとしても管理に手間をかけたくない方は人工芝を選びましょう。


天然芝と人工芝それぞれの特徴について知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。


関連記事:「 天然芝 VS 人工芝 」どっちが良いの?!


熱さ対策をした人工芝で快適に過ごそう



今回は人工芝の熱さ対策や、メリット、デメリットについて解説しました。人工芝は天然芝に比べると熱をためやすい性質があります。しかし、適切に熱さ対策を行えば、快適に人工芝の上で過ごせます。


人工芝にはさまざまなメリットやデメリットがあるので、それぞれ参考にしながら、自宅への導入を検討してください。


「自宅に人工芝を敷きたい」「熱くなりにくい人工芝を敷きたい」などの希望がある方は、もりかわ人工芝へのご相談をお待ちしています。


施工したい場所やご要望にあわせて適切な提案を行いますので、お気軽にお問い合わせください。


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