コラム
2023/11/10
人工芝はDIYで施工可能|自宅で施工する際のポイントや注意点を紹介
家に人工芝を敷きたいと考えている方の中には、自分でできるのか判断できず、悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
人工芝を敷く前に準備を行い、必要な道具が用意できていれば、DIYでも施工可能です。
本記事では、人工芝をDIYで施工する際に知っておきたい情報を説明した上で、DIYする際の手順を紹介します。
施工時の注意点やよくある質問も紹介するので、人工芝をDIYで施工したい方は参考にしてください。
人工芝をDIYで施工する際に知っておきたい情報
人工芝をDIYで施工しようと考えている方が事前にしておくべき情報は、以下の3つです。
- 人工芝と天然芝の違い
- 人工芝をDIYで施工する際にかかる費用
- DIYで人工芝を敷く際に必要なもの一覧
それぞれの情報について詳しく紹介していくので、ぜひ参考にしてみてください。
人工芝と天然芝の違い
人工芝と天然芝の違いは植物か合成樹脂かであり、天然芝は生きている植物を育てることになるので、定期的な手入れが必要になります。
天然芝を育てる場合、5~11月は成長期となり、月に1~2回程度の芝刈りを行わなければ景観を保てません。
芝刈りをサボってしまうと景観が保てないだけでなく、枯れてしまう可能性もあるため、定期メンテナンスが重要です。
一方、人工芝は合成樹脂なので手入れが簡単であり、季節に左右されずにきれいな状態を保てます。
天然芝とは異なり人工芝は枯れることがなく、定期的に掃き掃除を行い、デッキブラシで寝ている芝を起こすだけできれいに保てます。
このように、敷いた後に大きな違いがあるため、メンテナンスに時間を使えない可能性がある方は人工芝がおすすめです。
人工芝と天然芝の違いについてより詳しく知りたい方は、以下の記事もあわせてご覧ください。
関連記事:「 天然芝 VS 人工芝 」どっちが良いの?!
人工芝をDIYで施工する際にかかる費用
人工芝をDIYで施工する場合の費用は、1平米あたり4,300円程度と言われています。
1平米あたりの費用の内訳は以下のようになります。
- 人工芝 800~6,000円
- 防草シート 100~700円
- 下地材 100〜600円
- その他資材 100~500円
あくまでも目安であり、人工芝や防草シートは使用する商品によって金額が異なります。
ただし、安い人工芝や防草シートを利用すると、水はけが悪かったり、遮光性が低かったりする場合があります。
なるべく長く利用したい場合は、水はけや遮光性が高い商品を購入しましょう。
人工芝をDIYで施工する際にかかる費用については以下の記事で詳しく紹介しているので、ぜひこちらも参考にしてください。
関連記事:人工芝の費用はいくら?天然芝との違いやDIYで施工する手順、メリットやデメリットを紹介
DIYで人工芝を敷く際に必要なもの一覧
人工芝をDIYで施工する際には、以下のような道具が必要です。
- 人工芝
- 防草シート
- 定規
- スコップ
- トンカチ
- カッターまたはハサミ
- 養生テープやガムテープ
- レンガまたは大きめの石
- 油性マジック
- ジョイントテープ(片面の粘着テープ)
- U字釘
どの道具もホームセンターで購入できるため、施工する前に用意しておきましょう。
土ではなくコンクリート部分に人工芝を敷く場合には、専用両面テープや接着剤を用意しておくときれいに敷けるのでおすすめです。
自宅で人工芝をDIYで施工する際の手順
実際に自宅で人工芝をDIYで施工する際には、以下の手順で行いましょう。
- 雑草や石を除去する
- 地面を整地する
- 防草シートを設置する
- 人工芝を仮敷きしてカットする
- 人工芝をつなぎ合わせて固定する
施工方法を順番に紹介していくので、人工芝をDIYで施工する方は参考にしながら実践してみてください。
雑草や石を除去する
人工芝を敷く前に、雑草や石などを除去する必要があります。
人工芝を敷く予定の場所に天然芝がある場合には、雑草や石とともにきれいに取り除きましょう。
石を取り除いておかなければ、人工芝を敷いた後に表面がぼこぼこしてしまい、見た目が悪くなってしまいます。
また、雑草を抜く際には根っこまで取り除かなければ、人工芝を敷いた後に再度生えて来てしまう恐れがあります。
手作業で進めると時間がかかってしまうので、スコップを活用して根っこから取り除きましょう。
地面を整地する
雑草や石を取り除いたら、地面を整地して高さを整えましょう。
均一の高さにしておかなければ、人工芝を敷いても表面が平らにならず、水たまりができてしまう原因になってしまいます。
土の水はけに不安がある場合は、市販の砂を巻いておくと安心です。
人工芝を敷くと数センチ程度地面が高くなるため、整地する際にはただ平らにするのではなく、地面を下げておく必要があります。
高さを調整したらスコップやレンガを使って地面をたたき、土を固めましょう。
土がやわらかいまま人工芝を敷いてしまうと、よく歩く部分だけ沈んでしまう可能性があります。
体重で簡単に沈んでしまうので、人工芝を敷く前には必ず土が固まっていることを確認しましょう。
防草シートを設置する
雑草や石の除去や整地が完了したら、防草シートを設置します。
防草シートは1列ずつ敷き詰めていき、光が差し込まないように地面全体を覆いしましょう。
万が一すき間が空いており、光が差し込んでしまうと雑草が育ってしまう可能性があるため注意が必要です。
敷き詰められたら、はさみやカッターを使って適切なサイズにカットしていきます。
敷き詰める際には、防草シートがずれないように、端にピンを打ち込んでおくときれいに並べられます。
敷き詰めたらU字杭で固定するだけでなく、シート同士をガムテープや養生テープなどで繋ぐと、光を完全に遮断可能です。
人工芝を仮敷きしてカットする
防草シートを敷き終わったら、人工芝の仮敷きをしましょう。
人工芝には芝目があるため、数列に渡って敷く際には芝目を合わせると見栄えが良くなります。
また、人工芝のすき間から光が入らないようにピッタリとくっつけて敷き、仮敷きが完了したら、必要な長さにカットを行います。
庭に人工芝を敷く際には、長さだけでなく排水桝やポストの形にあわせた細かい調整も必要です。
人工芝をつなぎ合わせて固定する
人工芝のカットまで完了したら、外周からつなぎ合わせて固定していきましょう。
固定を始める前に、人工芝が重なっていないか、すき間が空いていないかを確認しておくと安心です。
固定する際には、30~50cm程度の間隔でU字杭を打ち込むと、人工芝が捲れにくくなり、長く利用できます。
稀に、土が固くてU字杭が入らず、曲がってしまうことがあります。
万が一入らない場合は、U字杭をカットして入る長さまで調節しましょう。
人工芝の継ぎ目には、人工芝用両面テープで人工芝と防草シートを貼り合わせてからU字杭を打ち込むとより強固に固定できます。
また、人工芝と壁やタイルなどの境目に砂を敷き詰めておくとより捲れにくくなるので、不安な方は実践してみてください。
人工芝をDIYで施工する際の注意点
人工芝をDIYで施工する際の注意点には、以下の3つがあります。
- コンクリートに引くときは耐水性が重要となる
- 芝目を揃えないとつなぎ目が目立ってしまう
- 下準備の質が人工芝の寿命につながる
注意点を理解せずにDIYで施工をすると、人工芝が長持ちしないだけでなくカビが生え、虫が湧いてしまう可能性もあります。
DIYで人工芝を敷く際には、注意点を必ずチェックしてから始めましょう。
コンクリートに引くときは耐水性が重要となる
庭ではなくベランダや屋上などのコンクリートに人工芝を引く場合、耐水性の高さが重要となるため注意しましょう。
耐水性が低い人工芝を利用すると、雨の影響で水が溜まって虫が湧いてしまう恐れがあります。
また、人工芝で子どもやペットを遊ばせたい場合には耐水性に加え、抗菌仕様の人工芝がおすすめです。
虫を防ぐためにも、耐水性があり排水穴がある人工芝を購入し、水はけがよい下地を利用しましょう。
人工芝の水はけに関してより詳しく知りたい方は、以下の記事もあわせてご覧ください。
関連記事:「人工芝の水捌け」って大丈夫?!
芝目を揃えないとつなぎ目が目立ってしまう
人工芝には芝の向きが存在しており、向きを揃えないと人工芝同士のつなぎ目が目立ち、段差が生まれてしまうため注意が必要です。
人工芝は一方向に生えているので、芝目が揃っていない部分は芝が開いてしまい、見た目が汚くなってしまいます。
人工芝の裏側にある、芝の縫い目を目安にして並行に揃えていくと、芝目を揃えやすいです。
また、人工芝をよく見る方向に向かって、芝が寝ているように施工をすると、きれいに見えやすくなります。
芝目を揃えて施工しつつ、よりきれいに見えるような角度で人工芝を敷きましょう。
下準備の質が人工芝の寿命につながる
人工芝を敷く際、雑草や石の除去や整地を丁寧に行わないと人工芝が捲れやすくなり、劣化が早まってしまうため注意しましょう。
下準備を雑に行うと、人工芝がぼこぼこしてしまうだけでなく、水はけが悪くなり水たまりができてしまい、虫が湧いてしまう恐れがあります。
また、人工芝がぼこぼこの状態になると、人が歩く部分だけ沈んでしまい、凹凸が激しくなってしまいます。
凹凸が激しくなると人工芝を固定していたピンや接着剤が剥がれていき、人工芝の劣化が早まってしまうため注意が必要です。
人工芝に防草機能はないので、つなぎ目にすき間がある場合は雑草が生えてきてしまいます。
雑草によって人工芝が捲れてしまう可能性もあるため、必ず防草シートを利用しましょう。
人工芝をDIYで施工する際によくある質問
人工芝をDIYで施工する際によくある質問には、以下の3つがあります。
- 人工芝のお手入れや掃除の方法は?
- 人工芝の寿命は何年程度ですか?
- 人工芝は砂利の上にも敷けますか?
それぞれの質問とその回答を詳しく紹介していくので、ぜひ参考にしてみてください。
人工芝のお手入れや掃除の方法は?
人工芝のお手入れや掃除にはブラッシングや掃き掃除などがあります。
芝が寝てしまっている場合にはデッキブラシなどで立たせてあげると簡単に起き上がります。
万が一デッキブラシで起きない場合は、温風を当てると立ちやすくなるので、試してみてください。
砂や土が蓄積すると、水はけが悪くなり水たまりや凹凸ができて劣化が早まってしまいます。
また、落ち葉が溜まっていると虫が湧いてしまうので、注意しましょう。
砂や土、落ち葉が溜まってしまわないように、定期的な掃き掃除を行うと人工芝が長持ちします。
時間が経つとU字杭が浮いてきてしまうため、定期的に確認し、打ち直したり杭を追加でしたりしましょう。
人工芝の寿命は何年程度ですか?
庭やベランダ、屋上などに敷いた人工芝は、8~10年程度が寿命と言われています。
8~10年という寿命はプロである業者に依頼した場合であり、DIYで施工した場合には少し短くなる可能性もあるため理解しておきましょう。
人工芝が劣化してしまう原因は、以下の通りです。
- 天候によって下地が崩れてしまう
- 人や物の重さで芝が寝てしまう
- 太陽の紫外線で変色してしまう
屋外に設置している場合は、上記のような避けられない原因で人工芝の劣化が進んでしまいます。
人工芝が変色をしたり、芝が起きなくなってしまったりした場合は、買い直しを検討しましょう。
人工芝は砂利の上にも敷けますか?
人工芝を砂利の上に敷くことは可能ですが、おすすめはできません。
砂利の上に人工芝を敷くと、表面がぼこぼこしてしまったり、防草シートや人工芝に穴をあけてしまう可能性があります。
人工芝に穴があいてしまうと下地に光が差し込んでしまい、雑草が生えてくる恐れがあります。
先述の通り、雑草が生えてくると人工芝が捲れてしまい、寿命が短くなってしまうため注意しましょう。
砂利がある場所に人工芝を敷きたい場合には、砂利を撤去して土の上に敷くと長持ちします。
注意点を理解して人工芝をDIYで施工してみよう。
人工芝は道具が用意でき、やり方がわかっていればDIYでも施工が可能です。
実際にDIYで施工する際の手順は以下の通りです。
- 雑草や石を除去する
- 地面を整地する
- 防草シートを設置する
- 人工芝を仮敷きしてカットする
- 人工芝をつなぎ合わせて固定する
手順通りに行えば、誰でも自分で人工芝を敷けますが、DIYする際には以下の注意点を理解しておきましょう。
- コンクリートに引くときは耐水性が重要となる
- 芝目を揃えないとつなぎ目が目立ってしまう
- 下準備の質が人工芝の寿命につながる
注意点を理解した上でDIYを行わないと人工芝の寿命が短くなってしまう恐れがあります。
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