コラム
2023/11/10
人工芝の費用はいくら?天然芝との違いやDIYで施工する手順、メリットやデメリットを紹介
人工芝を購入しようと考えている方の中には、費用感がわからず困っている方もいるのではないでしょうか。
人工芝を敷く際の費用は、本体費用に加えて道具や施工費用が発生し、敷く場所によって金額が大きく変動します。
本記事では、人工芝を敷く際に必要な費用を説明した上で、人工芝を敷くメリットやデメリットを紹介します。
人工芝をDIYで敷く手順や選ぶ際のポイントも紹介するので、人工芝を購入しDIYで施工したい方は参考にしてください。
人工芝を敷く際に必要な費用
人工芝を敷く際に必要となる費用には、以下の3つがあります。
- 人工芝本体の費用
- DIYする際の施工費用
- 業者に依頼した際の費用
それぞれの費用に関して詳しく紹介していくので、人工芝を敷こうと考えている方はぜひ参考にしてください。
人工芝本体の費用
人工芝を敷く際には、人工芝本体を購入しなければなりません。
一般的な1㎡あたりの人工芝本体の費用は800~6,000円であり、人工芝を敷くスペースの広さによって総額が異なります。
人工芝を敷こうと考えた際には、まず敷く場所のサイズを測り、いくら分の人工芝を購入するか明確にしておくと選びやすいです。
人工芝を購入時には、耐久性や耐水性、防草機能などを確認した上で、金額で比べましょう。
本体費用を安く済ませたい場合は、芝丈が短い人工芝がおすすめです。
多くの人工芝はホームセンターで購入ができるため、予算に応じて選び、気軽に手に入れられます。
DIYする際の施工費用
人工芝をDIYで施工するためには、必要な道具を購入する必要があります。
人工芝をDIYで施工する際に必要な費用は以下の通りです。
- 防草シート 100~700円
- 下地材 100〜600円
- その他資材 100~500円
上記はあくまでも目安であり、下地や防草シートは使用する商品によって金額が異なります。
また、防草シートも人工芝同様敷くスペースの広さによっては、高くなることを理解しておきましょう。
ただし、安い人工芝や防草シートを利用すると、水はけが悪かったり、耐久性が著しく低かったりする場合があります。
なるべく人工芝を劣化させず長く利用したい場合には、品質の高い商品を使いましょう。
おすすめの人工芝について詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。
関連記事:手に入れやすいおすすめの人工芝5選|選ぶポイントやDIYする際の手順も紹介
業者に依頼した際の費用
人工芝を敷くには、DIYをする以外にも業者に依頼して施工してもらう方法があります。
業者に依頼した場合、1㎡あたり3,500~7,000円程度の費用が人工芝の購入費とは別で必要となります。
人工芝の購入費とあわせると、1㎡あたり4,300~13,000円程度が目安となります。
金額だけで比べるとDIYをした方が安いですが、専門業者に依頼すると高い技術力で高品質な人工芝を敷設することが出来ます。
依頼する業者によって費用が異なるので、施工前には無料見積りサービスを利用すると安心です。
ただし、相場よりも安い業者を利用すると、人工芝が雑に敷かれてしまい、はがれやすくなるため注意しましょう。
人工芝と天然芝の費用の違い
人工芝の価格は1㎡あたり3,500~7,000円程なのに対し、天然芝は1㎡あたり1,500円~3,000円と言われています。
初期費用だけを比べると天然芝を選べば人工芝の半額程度で抑えられます。
しかし、天然芝は植物なので、こまめなメンテナンスが必要になってしまうため注意が必要です。
天然芝を敷いた際のメンテナンスに必要な道具とその費用は以下の通りです。
メンテナンスに必要な道具 | 費用 |
芝刈り機 | 20,000円~ |
散水機 | 1,000円~ |
エアレーション用の道具 | 2,000円~ |
目土・目砂 | 1,500円~ |
芝用除草剤 | 1,000円~ |
芝用肥料 | 1,000円~ |
天然芝のメンテナンスには、最低でも上記のような道具と費用が必要となります。
メンテナンスを行う時間や費用をあまりかけず、景観を長期間保ちたい方は天然芝よりも人工芝がおすすめです。
天然芝と人工芝の違いについて詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。
関連記事:「 天然芝 VS 人工芝 」どっちが良いの?!
人工芝を敷くメリット
人工芝を敷くメリットには、以下の2つがあります。
- メンテナンスが簡単できる
- 雑草が生えず虫が減る
それぞれのメリットについて詳しく紹介するので、人工芝の購入を検討している方はぜひ参考にしてください。
メンテナンスが簡単できる
人工芝は天然芝と異なり、施工後のメンテナンスが簡単な点が大きなメリットです。
人工芝は1年中青々としており、天然芝のように芝刈りや水やりを行う必要はありません。
定期的に溜まっている砂やごみを取り、デッキブラシで芝を起こしてあげるだけで長持ちします。
新しく道具を購入する必要がなく、家にある箒やデッキブラシだけでメンテナンスができる点も嬉しいポイントです。
雑草が生えず虫が減る
人工芝を敷くと、雑草が生えなくなり、虫が減るというメリットがあります。
人工芝を敷く前に、根っこから雑草を抜き、防草シートを敷いておくと地面に光が届かなくなり、雑草が生えなくなります。
また、天然芝とは違い、人工芝は人工物なので、雑草のように虫の餌になることはありません。
そのため、庭に雑草が生えており、虫が発生している方は人工芝を敷くと解決できる可能性があります。
人工芝を敷くデメリット
人工芝を敷く際のデメリットには、以下の2つがあります。
- 経年劣化で色が抜ける
- 施工に知識や体力が必要になる
購入後に困らないように、あらかじめデメリットを確認しておきましょう。
人工芝を敷くデメリットについて詳しく知りたい方は、以下の記事もあわせてご確認ください。
関連記事:手に入れやすいおすすめの人工芝5選|選ぶポイントやDIYする際の手順も紹介
経年劣化で色が抜ける
人工芝は時間が日光や雨風などにより劣化していき、徐々に色が悪くなっていきます。
天然芝と異なり、丁寧にメンテナンスを行っても、劣化が始まったらきれいになることはありません。
特に、比較的安価で購入できるナイロン製の人工芝を敷いてしまうと、1~3年程度で寿命が来てしまう可能性があります。
芝が劣化してしまい、見た目が悪くなってしまったら人工芝を敷き直す必要があることを理解しておきましょう。
施工に知識や体力が必要になる
規模によって差はありますが、数日間に渡って作業を行い、多くの時間や体力が必要となります。
そのため、作業時間の確保が難しいものの完成までのスピードを重視したい方は、業者への依頼がおすすめです。
また、DIYする際には多くの知識が必要となることを理解しておきましょう。
使用する道具や資材に加え、施工方法についての知識を身に付けておかなければ、余計な時間がかかったり、完成時の安全性が担保できなくなったりしてしまいます。
わからない作業や使い方がわからない道具がある場合には、説明書を読んだり、YouTubeを使ったりして念入りに確認しましょう。
人工芝をDIYで敷く際の手順
自宅で人工芝をDIYで施工する際には、以下の手順で行いましょう。
- 雑草や石を除去する
- 地面を整地する
- 防草シートを設置する
- 人工芝を敷いて固定する
手順通りに行えば初心者でもスムーズに敷けるので、人工芝をDIYで施工する方は参考にしながら実践してみてください。
雑草や石を除去する
人工芝を敷く前に、雑草や石などを取り除いておく必要があります。
人工芝を敷く予定の場所に天然芝がある場合には、こちらもきれいに取り除きましょう。
石が残っていると人工芝を敷いた後に表面に凹凸ができてしまい、景観が悪くなってしまいます。
また、雑草や天然芝を抜く際には、人工芝を敷いた後に再度生えてきてしまうことがないように、根っこまで取り除く必要があります。
人工芝をきれいに敷き、長持ちさせるためにも必ず雑草や石を取り除きましょう。
地面を整地する
雑草や石を取り除いたら、地面を整地して高さを整えましょう。
均一の高さにしておかなければ、人工芝を敷いても表面が平らにならず、水はけが悪くなり水溜まりができてしまいます。
また、土がやわらかいまま人工芝を敷いてしまうと、よく歩く部分だけ沈んでしまう可能性があります。
凹凸ができると転んでしまう恐れがあり危険なので、人工芝を敷く前には必ず土が固まっていることを確認しましょう。
防草シートを設置する
雑草や石の除去や整地が完了したら、防草シートは1列ずつ敷き詰めていき、地面全体を覆って光が差し込まないようにしましょう。
防草シートがずれないように、端にピンを打ち込んでおくとすき間なく敷き詰められます。
光を遮断するためにも、敷き詰めたらU字杭で固定するだけでなく、シート同士をガムテープや養生テープを使ってつなぎましょう。
人工芝を敷いて固定する
防草シートを敷き終わったら、人工芝を仮敷きをしましょう。
数列に渡って敷く際には、人工芝の芝目を合わせると見栄えが良くなります。
ピッタリとくっつけて敷くと人工芝のすき間から光が入らなくなります。
仮敷きが完了したら必要な長さにカットしたら、外周から固定し30~50cm程度の間隔でU字杭を打ち込みましょう。
人工芝の継ぎ目には、人工芝用両面テープで人工芝と防草シートを貼り合わせてからU字杭を打ち込むとより強固に固定でき、捲れにくくなります。
DIYする際に人工芝を選ぶポイント
人工芝を選ぶ際のポイントには、以下の4つがあります。
- 場所に合わせて選ぶ
- 芝丈の長さで選ぶ
- 素材で選ぶ
- 住宅やインテリアの色に合わせて選ぶ
それぞれのポイントについて詳しく紹介するので、人工芝の購入を検討している方はぜひ参考にしてください。
場所に合わせて選ぶ
人工芝を購入する際には、敷く予定の場所に合わせて選びましょう。
庭やベランダ、屋上などの場所や地面が土かコンクリートかによって、適する商品が異なります。
人工芝にはジョイントタイプとロールタイプの2つの種類があるので、場所や地面にあわせて選ぶ必要があります。
ジョイントタイプは1枚あたりのサイズが小さく、狭い場所に人工芝を敷きたい方におすすめです。
小さい人工芝をつなげていくタイプなので、自由な形にしやすくなっています。
ロールタイプは1枚あたりのサイズが大きく、庭をはじめとした広い場所に人工芝を敷きたい方におすすめです。
1本で広範囲をカバーでき、つなぎ目が目立たないため、広い場所でもきれいに人工芝を敷けます。
このように、人工芝を敷く場所によって適するタイプが異なるので、購入するときには注意しましょう。
芝丈の長さで選ぶ
人工芝の購入時には、敷いた場所の使用用途によって芝丈で選ぶ方法もおすすめです。
たとえば、20mm程度の芝丈であれば、掃除が楽になり、景観をきれいに保ちやすくなります。
30mm程度の芝丈を選ぶと、適度なクッション性が生まれるので、子どもやペットを安全に遊ばせたい方におすすめです。
ただし、芝が長いと掃除が大変になってしまい、場合によっては水洗いをしなければならないため注意が必要です。
長さによって使い勝手が変わるので、用途を明確にし適切な芝丈の人工芝を選びましょう。
芝丈によってどのような違いがあるかを詳しく知りたい方は、以下の記事もあわせてご覧ください。
関連記事:” 人工芝の芝丈 ” 長さで何が変わる?!
素材で選ぶ
人工芝にはポリプロピレン・ポリエチレン・ナイロンの3種類の素材があるので、それぞれの特徴に合わせて選ぶ方法もおすすめです。
人工芝の寿命は8~10年程度と言われていますが、素材や耐久性によっても異なります。
ナイロン素材の人工芝は、芝がやわらかいことが特徴ですが、耐久性や耐水性が弱く雨で劣化しやすく、環境によっては1~3年程度で買い替えになる場合があります。
ポリエチレンは耐久性や耐水性が高く、長持ちしやすいタイプの素材です。
ただし、最も耐久性や耐水性が高く紫外線にも強い素材はポリプロピレンなので、長持ちさせたい方は、ポリプロピレンの人工芝を購入しましょう。
住宅やインテリアの色に合わせて選ぶ
人工芝というと緑のイメージがある方が多いと思いますが、商品によって色が異なるため、住宅やインテリアに合わせて選びましょう。
人工芝には、大きくわけて春色と夏色の2種類の色があります。
天然芝に近い色を求めている方は、色にムラがあり、枯草が含まれている春色人工芝がおすすめです。
反対に、緑が濃い人工芝を求めている方は夏色を購入すると、1年を通して明るい雰囲気を眺められます。
住宅やインテリアに適した色の人工芝を選び、美しい景観を保てるようにしましょう。
人工芝の費用相場を理解して予算に合った商品を購入しよう
人工芝を敷く際には、本体の費用に加えて施工に必要な道具の費用も必要となります。
人工芝を購入し、DIYで施工する場合と業者に依頼する場合の1㎡あたりの費用は以下の通りです。
- DIYする場合:1,100~7,800円
- 業者に依頼する場合:4,300~13,000円
DIYを施工した方が費用を抑えられるので、時間をかけられる方にはDIYがおすすめです。
DIYで人工芝を敷く際の手順は以下の通りです。
- 雑草や石を除去する
- 地面を整地する
- 防草シートを設置する
- 人工芝を敷いて固定する
手順通りに施工をすれば、初心者でも人工芝を敷けるので、試してみてはいかがでしょうか。
「業者に依頼した際の費用について詳しく知りたい」と考えている方は、ぜひもりかわ人工芝にご相談ください。
施工したい場所にあわせて適切な提案を行いますので、お気軽にお問い合わせください。
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