コラム
2023/12/29
雑草対策に砂利を敷くメリットは?具体的な手順や失敗パターンも紹介
自宅の雑草対策について、以下のような疑問をお持ちの方は多いのではないでしょうか。
- 効果的な雑草対策は何?
- 砂利は雑草対策にいいの?
- 砂利を敷くためにかかる費用は?
本記事では、雑草対策に効果的な砂利のメリットや、敷く手順などを解説します。
砂利を敷く前に重要な事前準備や、失敗パターンについても触れています。
庭の雑草に悩んでいる方や、雑草対策で砂利の使用を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
砂利の使用は手軽で代表的な雑草対策
砂利を使った雑草対策は購入して地面に敷くだけなので、手軽にできる雑草対策の代表例です。
庭が土の場合は、砂利を敷くことで雑草を生えにくくする効果が期待できます。
また砂利は雨の日のぬかるみや泥はねを防ぐ効果もあるため、庭をキレイに保ってくれる役割もしてくれます。
また砂利を敷くだけで雰囲気が変わり、おしゃれな庭を演出してくれるでしょう。
業者に頼まなくてもDIYで手軽にできるため、コスト面でも魅力的な雑草対策です。
雑草が生えてくる原因
雑草が生えてくる主な原因は、以下の3つです。
- 日光により成長する
- 種が飛んでくる
- 根や茎が残っている
原因を知ることで、砂利を使って効果的に雑草対策ができます。
それぞれ詳しい内容を見ていきましょう。
日光により成長する
ほとんどの雑草は日光を浴びることで発芽し、成長していきます。
さまざまな場所で雑草が生えるのは、日光さえあれば雑草はどこにでも生えることができるからです。
日光が届く場所であれば雑草は生えてくるため、雑草対策には日光を遮断することが重要です。
砂利や防草シートなどは、雑草に日光を届かなくするのに効果的な方法なので、多くの人が雑草対策として使っています。
種が飛んでくる
雑草はほかの植物と同じように、風や雨、鳥や虫などが種を運んできます。
人間の服や靴にも付着して運ばれることもあるため、無意識のうちに雑草を広げているかもしれません。
庭の草むしりをする際に、土の中にある種を表面に出してしまい、日光を浴びることで雑草が成長するケースもあります。
雑草は繁殖力が非常に強く、一株から数万の種を生み出すこともあり、雪だるま式に増えることが懸念されます。
根や茎が残っている
雑草は草むしりをしても、根や茎が土の中に残っていると何度も生えてきます。
雑草の種類によっては、根が強く土の奥深くまで張っているため、簡単に取り除けない場合もあります。
表面の葉の部分だけ取って一見キレイな庭になっても、根や茎が残っているため、すぐに繁殖しはじめるのも雑草の厄介なところです。
なかには地中に茎を広げて、繁殖エリアを拡大することで庭全体を雑草だらけにするものもあります。
雑草対策に砂利を敷くメリット
砂利は雑草対策に効果的で、庭に砂利を敷くことで、以下のようなメリットがあります。
- ぬかるみ防止になる
- 防犯対策としても使える
- 見た目がおしゃれになる
雑草対策以外の効果もあるため、庭のメンテナンスもかねて砂利を敷いてみてもいいでしょう。
ぬかるみ防止になる
庭の土が剥き出しの状態だと、水たまりやぬかるみができやすく、歩きにくかったり見た目が悪くなったりといったデメリットが発生します。
砂利を敷いておけば、雨が降っても水たまりやぬかるみができにくく、庭をキレイな状態に保ってくれるでしょう。
水たまりやぬかるみがなければ、雨の日でも歩きやすく靴が汚れにくいといったメリットもあります。
庭全体がやわらかい土で覆われている場合は、砂利を敷くのがおすすめです。
防犯対策としても使える
砂利を敷くと、その上を歩いた際にじゃりじゃりと音がします。
泥棒や不審者などは、音がする状況を嫌がるため、砂利の音が防犯対策として役立ちます。
砂利の中には、防犯砂利という防犯用に作られたものもあり、通常の砂利よりも大きな音を立てるのが特徴です。
雑草対策とあわせて防犯用に砂利を敷くことで、庭をキレイに保ちながら自宅の治安維持につなげるのもいいでしょう。
見た目がおしゃれになる
砂利を敷くことで、雑草対策以外にも庭の見た目をおしゃれにする効果が期待できます。
砂利はさまざまな色があるため、自宅の雰囲気にあわせて砂利を選ぶことが可能です。
上品なイメージにしたい場合は明るい白色を選んだり、シックな印象を出したい場合は黒色を選んだりといった選択ができます。
丸みのある玉砂利や、角ばった砕石砂利など、形もさまざまで色との相性を見ながら、選ぶ楽しみがあります。
雑草対策に砂利を敷くデメリット
砂利を敷くと、メリットだけでなくデメリットもあります。
- 掃除がしにくくなる
- 移動しにくくなる
デメリットも考慮した上で、自宅の庭に使うか参考にしてください。
掃除がしにくくなる
庭に砂利を敷くと、砂利の隙間にゴミや枯葉などが入り込み掃除がしにくくなる欠点があります。
サイズの大きい砂利を選びゴミや枯葉が入り込みにくくする方法や、ブロワーを購入し隙間のゴミを吹き飛ばすなどの対策が可能です。
落ち葉が多い庭の場合、雑草対策として砂利を敷くのはおすすめしません。
人工芝やタイルなどを敷けば、掃除がしやすくメンテナンスもほとんど必要ありません。
移動しにくくなる
ヒールのようなかかとが尖った靴や、自転車やベビーカーなどの車輪がついた乗り物は砂利の上だと移動しにくくなります。
砂利の凹凸に引っかかったり、濡れた砂利で滑ったりして転倒する恐れがあります。
砂利の上を移動する際は、スニーカーのような歩きやすい靴がおすすめです。
また車輪のついた乗り物での移動も避けたほうがいいでしょう。
とくに、小さな子どもが車輪のついたもので遊び怪我をしないよう注意して見守りましょう。
雑草対策に砂利を敷く際の費用
DIYで自宅に庭に砂利を敷く場合は、材料を購入するだけなので費用はそこまでかかりません。
砂利や防草シートなど、広さによって必要な金額は変わってきますが、数面円程度で済むでしょう。
DIYの場合は、材料の購入や自分で作業する手間があるのがデメリットです。
業者に依頼する際は、作業の手間はありませんが、その分費用はかかります。
砂利を敷くために必要な雑草の処理や庭の整地など、事前準備の費用も含めると10万円以上かかるケースもあります。
業者に作業を依頼する場合は、必ず複数の業者に事前見積もりして、相場や予算に合った金額で頼みましょう。
雑草対策に砂利を敷く前の準備
庭に砂利を敷く場合、ただ砂利をばら撒けばいいのではと思う方もいるかもしれません。
しかし、砂利を敷く前にしっかりとした準備を行わないと、せっかくの雑草対策効果が薄れてしまいます。
雑草対策として砂利を敷く場合は、以下のような事前準備が大切です。
- 雑草をキレイに取り除く
- 庭の整地を丁寧に行う
- 十分な量の砂利を準備する
雑草が残っていると、せっかく砂利を敷いてもまた生えてくるため、作業の手間が増えます。
庭の整地をしないまま砂利を敷くと凹凸ができやすいため、整地は丁寧に行い土を平らにしておきましょう。
庭の広さに対して砂利が不足すると、隙間が生まれ地面を隠しきれないため、雑草対策としては不十分です。
雑草対策のためにDIYで砂利を敷く手順4ステップ
雑草対策のためにDIYで砂利を敷く手順は、以下のとおりです。
- 雑草を取り除く
- 地面を平らに整地する
- 防草シートを敷く
- 砂利を敷き整える
一つひとつの作業を丁寧に行うことで、効果的な雑草対策になります。
それぞれ解説するので、ぜひ参考にしてください。
1.雑草を取り除く
まずは、再び雑草が生えてこないよう、根や茎を残さないよう雑草をしっかりと取り除いてください。
雑草が生えてこないようにするためには、表面の土を入れ替える作業が効果的ですが、DIYだと作業が大変です。
土の入れ替えをしたい場合は、業者に作業を依頼することをおすすめします。
DIYであれば少し時間はかかりますが、雑草を取り除いたら除草剤を使い、雑草の茎や根が枯れるのを待つことで雑草対策の効果が高まります。
2.地面を平らに整地する
雑草を取り除いたら、地面を平らに転圧して整地しましょう。
整地することで、以下のような効果が期待できます。
- 根が張りにくく雑草が生えにくくなる
- 飛んでくる雑草の種が発芽にしにくくなる
- 防草シートがよれにくくなる
- 砂利を平らに敷きやすくなる
地面を整地することで雑草対策の効果が高まるだけでなく、砂利を敷いた際に平らになり見た目もよくなります。
整地は雑草対策において非常に重要な準備なので、手を抜くことなく丁寧に行いましょう。
3.防草シートを敷く
地面の整地が完了したら、砂利を敷く場所に防草シートを敷いていきましょう。
防草シートを敷く際は、隙間ができたりよれたりしないよう、防草シート用のピンで固定しながらしっかりと張らせてください。
防草シートを敷く作業は、可能であれば2人で行うことをおすすめします。
一人がシートを押さえ、もう一人がピンを打ち込めば、よれることなくキレイに仕上がります。
4.砂利を敷き整える
防草シートを敷き終えたら、最後に砂利を敷いていきましょう。
防草シートは、日光が当たることで劣化しやすくなるため、砂利は防草シートが見えないよう隙間なく敷くことが大切です。
砂利は3〜5mmほどの厚さを基準にして敷くと、防草シートが隠れる程度になります。
砂利は凸凹があると、ゴミが溜まったり水たまりができやすかったりするので、砂利の上を歩いて転圧し平らに仕上げましょう。
雑草対策に砂利を敷く際の失敗パターン3選
雑草対策に砂利を敷いても、以下のような失敗をする可能性があります。
- 雑草が取り切れていない
- 敷いた砂利の量が少ない
- 砂利が土に埋まる
失敗しないための対策も紹介するので、ぜひ参考にしてください。
雑草が取り切れていない
雑草対策に砂利を敷く際、雑草が取り切れていないと、再び雑草が生えてくる恐れがあります。
雑草は表面だけ刈り取っても、茎や根が残っていると砂利の隙間から芽を出してきます。
砂利を敷いているのに雑草が生えていると、見た目が悪いだけでなく、雑草が取りにくくなります。
雑草を取り除く際、根や茎を取り切れなかった場合は、その部分だけ土を掘り起こし、取り替えることが大切です。
敷いた砂利の量が少ない
せっかく砂利を敷いても量が少ないと隙間ができて、雑草対策としての効果が薄くなります。
DIYの場合、費用を気にして余らないよう少なめに購入してしまう人もいるでしょう。
砂利を多めに購入した場合でも、作業の最後に隙間を埋めながら仕上げる際、無駄なく使えます。
砂利が少ないと再び買う手間が生じるので、少し余る程度で多めに購入するのがおすすめです。
砂利が土に埋まる
防草シートを敷かずに、土の上に直接砂利を敷くと、時間の経過とともに土が露出することがあります。
土が露出すると見た目が悪くなるだけでなく、地中に残っている雑草が芽を出し、雑草が繁殖する原因にもなります。
雑草対策をする際は、必ず防草シートを敷いてから砂利を敷きましょう。
すでに土の上に砂利を敷いている場合は、土が枯れる程度に砂利の量を追加すれば問題ありません。
砂利とあわせた人工芝の使用が雑草対策におすすめ
砂利を敷くだけでも、雑草対策の効果は期待できますが、人工芝をあわせて使用することで、さらに効果が高まります。
防草シート、砂利、人工芝の順番で敷けば、地面に日光がほとんど届かなくなります。
人工芝は、掃除や芝刈りなどのメンテナンスがほぼ不要なので、管理しやすい点がメリットです。
ただし、人工芝を敷いても完全に雑草を防げるわけではありません。
人工芝の雑草対策については、以下の記事を参考にしてください。
関連記事:芝生によく生える雑草と対策とは?人工芝に効果的な雑草の予防策も紹介
砂利と人工芝で効果的な雑草対策をしよう
砂利は雑草対策に効果的で、ぬかるみ防止や防犯対策、おしゃれな景観などのメリットがあります。
ただし、事前準備を怠ったり砂利の量が少なかったりすると、雑草が再び生えてきます。
雑草対策として砂利を使用する場合は、本記事の手順を参考に、丁寧に作業することが大切です。
「砂利と合わせて人工芝を敷きたい」「人工芝を使った雑草対策を知りたい」などの希望がある方は、ぜひもりかわ人工芝にご相談ください。
施工したい場所やご要望にあわせて適切な提案を行いますので、お気軽にお問い合わせください。
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