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コラム

2023/12/26

チガヤは人工芝を敷く障壁になる|対策方法や注意点を紹介

人工芝を敷こうと考えている方の中には、チガヤを始めとした雑草の処理に悩まされている方もいるのではないでしょうか。


人工芝を敷く前に、雑草の対策を行わなければ、水溜まりや虫の発生によって劣化を早めてしまう可能性があります。


本記事では、チガヤの特徴を説明した上で、対策が難しい理由や対策方法などを紹介します。


人工芝を敷く際の注意点や選ぶ際のポイントも紹介するので、雑草対策に悩んでいる方はぜひ参考にしてください。


チガヤの特徴



チガヤとは、イネ科の多年生雑草であり、種子と根茎から繁殖をする植物です。


具体的な情報は以下の通りです。


























イネ科
種類多年草
分布日本全土
学名Imperata cylindrica (L.) Raeusch.
別名チ,ツバナ,マカヤ


種子から発芽し白い穂を出す雑草であり、土手や路肩に生えていることが多いため、見たことがある方も多いでしょう。


チガヤの葉は固く、30~50cm程度の高さでありまっすぐ立ち上がる性質を持っており、布を突き破るほどの力を持っています。


人工芝を敷く際には、チガヤの対策を行っておかなければ、劣化が早まってしまう可能性があるため、注意しましょう。


チガヤの対策が難しい理由



人工芝を敷く際の悩みとなりやすいチガヤの対策が難しい理由は、以下の2つが挙げられます。



  • 突き抜ける力が強い

  • 繁殖力が強い


それぞれの理由について詳しく紹介するので、ぜひ参考にしてください。


突き抜ける力が強い


チガヤは葉の先端が固くとがっているため、突き抜ける力が強い点の対策が難しい理由の1つです。


人工芝を敷く際には雑草対策として防草シートを敷きますが、安価な薄い防草シートではチガヤの突き抜け力を抑えられず、破られる可能性があります。


防草シートが破られてしまうと穴から光が差し込んでしまい、チガヤ以外の雑草が育ってしまう原因にもなってしまいます。


人工芝の下で雑草が育ってしまうと、表面に凹凸ができ、水溜まりや虫が発生してしまう恐れがあるため注意しましょう。


繁殖力が強い


チガヤの対策が難しい理由の1つが、繁殖力の強さです。


ほとんどの雑草は種子によって繁殖をしますが、チガヤは地下に伸びている茎からも繁殖をします。


地下の茎は縦ではなく横に伸びており、茎の途中から芽が出て繁殖するため、対策が難しくなっています。


根に生えた茎を完全に除去しなければなりませんが、根の深さが30~50cm程度まで深くなっており、手作業で取り除くのは困難です。


このような理由から、チガヤは対策が難しい雑草と言われています。


チガヤを駆除する方法



対策が難しいチガヤを駆除するためにおすすめの方法は以下の2つです。



  • 除草剤を使う

  • 業者に依頼する


庭を始めとした場所でチガヤに悩まされている方は、ぜひ参考にしながら実践してみてください。


除草剤を使う


チガヤを駆除するためにおすすめの方法は、除草剤を使うことです。


チガヤは地下深くまで根を張るため、手作業で取り除くのは難しく、多くの労力がかかってしまいます。


除草剤を使えば、少ない労力で根から枯らせます。


ただし、草木を枯らす除草剤には、人体に悪影響を及ぼす危険な成分が含まれている可能性があるため注意しましょう。


除草剤を撒いた場合、成分が残っていることがあるため、小さい子どもやペットが遊ぶ場所への散布はおすすめできません。


また、1度撒いたら完璧に除草できるわけではないので、年に数回撒く必要があることも理解しておきましょう。


業者に依頼する


チガヤが生えている範囲が広かったり自分で駆除するのが難しかったりする場合は、業者への依頼も考えましょう。


業者に依頼をすれば、費用はかかりますが手間をかけずにチガヤの除去ができます。


プロが行うため根や茎が残ってしまうこともなく、自分で行うよりもきれいに取り除けるでしょう。


広さや業者によって必要な費用が大きく異なるため、業者に依頼する場合には複数社から相見積もりをして手頃な業者を選ぶ方法がおすすめです。


チガヤをの再発生を防ぐ方法



チガヤの再発生を防ぐ方法は以下の2つがあります。



  • 防草シートを敷く

  • 防草砂を敷く


繁殖力が強いチガヤは1度取り除くだけではすぐに成長してしまう可能性があります。


そのため、今回紹介する方法を実践して再発生を防いでみてはいかがでしょうか。


防草シートを敷く


チガヤの再発生を抑えるには、防草シートを敷く方法がおすすめです。


防草シートは光の遮断を行える商品であり、雑草の光合成を抑えられるので、チガヤ以外の雑草対策にもなります。


また、1度防草シートを敷けば、10年程度は雑草処理の手間を省けます。


施工方法を間違えると、十分な効果を発揮できず雑草が生えてきてしまうため注意しましょう。


また、防草シートでチガヤの発生を抑えるためには、突き抜けに対する強度が高い商品を選びましょう。


防草シートを選ぶ時には、「チガヤ対応」「強雑草対応」などの表記が記載された商品を購入すると安心です。


防草砂を敷く


固まるタイプの防草砂を敷き、ならして水をかけるだけの簡単施工で雑草の発生を防止できます。


地面を固められるため、チガヤを始めとした雑草を防ぎやすく、敷き直す必要はありません。


防草シートよりも庭の景観に馴染みやすいので、自然な見た目を求めている方におすすめです。


ただし、コンクリートやアスファルトよりも強度が低く、人や車の出入りが多い場所では劣化が進みやすいため注意しましょう。


日当たりが悪い場所ではコケやカビが生えてしまう恐れもあるため、施工場所によって選ぶ商品を変える必要があります。


より強度を高くするためには、防草シートを敷いてから防草砂を敷く方法もおすすめです。


チガヤを除去した後に人工芝を敷く際の注意点



チガヤを除去した後に人工芝を敷く際の注意点は以下の3つです。



  • 必要費用を用意する

  • 地面を平らにしておく

  • 防草シートをすき間なく敷き詰める


それぞれの注意点について詳しく紹介するので、チガヤの対処をしようと考えている方は理解しておきましょう。


必要費用を用意する


まずは、人工芝を敷くための費用を用意しましょう。


人工芝をDIYで施工する場合の費用は、1平米あたり4,300円程度と言われています。


1平米あたりの費用の内訳は以下のようになります。



  • 人工芝 800~6,000円

  • 防草シート 100~700円

  • 下地材 100〜600円

  • その他資材 100~500円


あくまでも目安であり、人工芝や防草シートは使用する商品によって金額が異なります。


ただし、安い人工芝や防草シートを利用すると、チガヤによって破かれやすいだけでなく、水はけが悪かったり、遮光性が低かったりする場合があります。


チガヤを始めとした雑草の対策を行うためには、「チガヤ対応」「強雑草対応」などと表記された防草シートを選びましょう。


地面を平らにしておく


人工芝や防草シートなどの用意ができたら、人工芝を敷く場所を整地をしておく必要があります。


地面に生えている雑草や石をあらかじめ取り除いておかなければ、人工芝に凹凸ができてしまい、水溜まりが増えて劣化が進んでしまいます。


また、雑草を抜く際には根っこから抜ききらないとすぐに生えてしまうため、根っこから取り除きましょう。


雑草や石を取り除きが完了したら、地面を整地して高さを整えましょう。


均一の高さにしておかなければ、人工芝を敷いても表面が平になりません。


人工芝を敷くと数センチ程度地面が高くなるため、整地する際には地面を下げておく必要があります。


スコップやレンガを使って地面をたたくことで高さを調節し、余分な土は捨てます。


周りよりも下がっている場所に人工芝を敷く際は、ホームセンターで買える土で高さ調節を行いましょう。


防草シートをすき間なく敷き詰める


雑草や石の除去や整地後は、防草シートをすき間なく敷き詰めるようにしましょう。


防草シートは、1列ずつ敷き詰めていき、地面全体を覆う必要があります。


敷き詰められたらはさみやカッターを使ってカットします。


防草シートがずれないように、端にピンを打ち込んでおくと敷きやすくなるのでおすすめです。


敷き詰めたらU字杭で固定するだけでなく、シート同士をガムテープや養生テープなどで繋ぐと、光を完全に遮断できます。


人工芝を選ぶ際のポイント



人工芝を選ぶ際のポイントには以下の3つがあります。



  • 使用用途で選ぶ

  • 素材で選ぶ

  • 機能性で選ぶ


3つのポイントについて詳しく紹介するので、ぜひ参考にしてください。


使用用途で選ぶ


人工芝の購入時には、敷いた場所の使用用途によって芝丈で選ぶ方法もおすすめです。


たとえば、20mm程度の芝丈であれば、掃除が楽になり、景観をきれいに保ちやすくなります。


30mm程度の芝丈を選ぶと、適度なクッション性が生まれるので、子どもやペットを安全に遊ばせたい方におすすめです。


ただし、芝が長いと掃除が大変になってしまい、場合によっては水洗いをしなければならないため注意が必要です。


長さによって使い勝手が変わるので、用途を明確にし適切な芝丈の人工芝を選びましょう。


芝丈によってどのような違いがあるかを詳しく知りたい方は、以下の記事もあわせてご覧ください。

関連記事:” 人工芝の芝丈 ” 長さで何が変わる?!


素材で選ぶ


人工芝にはポリプロピレン・ポリエチレン・ナイロンの3種類の素材があるので、それぞれの特徴に合わせて選ぶ方法もおすすめです。


人工芝の寿命は8~10年程度と言われていますが、素材や耐久性によっても異なります。


3種類の素材の具体的な特徴は以下の通りです。






























素材耐水性耐久性対紫外線
ナイロン弱い弱い普通
ポリエチレン良い良い良い
ポリプロピレン非常に良い非常に良い非常に良い


ナイロン素材の人工芝は、芝がやわらかいことが特徴ですが、耐久性や耐水性が弱く雨で劣化しやすく、環境によっては1~3年程度で買い替えになる場合があります。


ポリエチレンは耐久性や耐水性が高く、長持ちしやすいタイプの素材です。


ただし、もっとも耐久性や耐水性が高く紫外線にも強い素材はポリプロピレンなので、長持ちさせたい方は、ポリプロピレンの人工芝を購入しましょう。


機能性で選ぶ


人工芝は製品によってさまざまな機能性が備わっています。


具体的には、以下のような機能性が搭載されている人工芝があります。






































機能効果
耐摩耗摩擦や衝撃による擦れや破損に耐える強度が高い
静電気抑制機能静電気除去繊維を織り込み放電させる効果がある
防炎機能万が一着火してしまっても燃え広がることが少ない
透水性表面に水が溜まらず快適な状態を保てまる
抗菌加工細菌の発育や増殖を抑制する
防カビ加工高温多湿な場所でもカビの発生を抑制する
UV加工直射日光の日焼けによる劣化や変色を防ぐ


すべての機能がついていれば便利ですが、機能が増えれば増えるほど料金が高くなりますし、敷く場所によっては不要な機能もあります。


そのため、人工芝を選ぶ際には、あらかじめ必要な機能を明確にしておきましょう。


チガヤの対策を行い人工芝を長く利用しよう



人工芝を敷く前には、チガヤの対策をしっかりと行っておきましょう。


チガヤとは、種子だけでなく根茎からも繁殖する雑草であり、対策が難しい植物です。


そんなチガヤを駆除する方法には以下の2つがあります。



  • 除草剤を使う

  • 業者に依頼する


除草剤を使えば根っこから除去できますが、人体に悪影響を及ぼす成分が含まれていることもあるため、小さい子どもやペットが遊ぶ場所には使わないようにしましょう。


チガヤが生えている範囲が広い場合、多くの労力が必要となってしまうため、業者に依頼する方法もおすすめです。


1度チガヤを取り除いても、再発生する可能性があるので、以下のような対策をしておきましょう。



  • 防草シートを敷く

  • 防草砂を敷く


これらの対策を行っておくことで、チガヤを始めとした雑草に悩まされることなく、長期間人工芝を使い続けられます。


「チガヤの対策を自分でできるか不安」「業者に依頼したらどのくらいの費用が必要か知りたい」と考えている方は、ぜひもりかわ人工芝にご相談ください。


施工したい場所に合わせて適切な提案を行い、短期間で人工芝を敷きますので、お気軽にお問い合わせください。


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