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コラム

2023/11/10

人工芝を張り替える方法は?時期の見極めや必要な費用も紹介

天然芝や人工芝の張り替えを検討している方の中には、張り替え方法がわからずに困っている方もいるのではないでしょうか。


人工芝の寿命は8~10年程度ですが、素材や耐用年数によっては数年で劣化してしまう可能性もあります。


本記事では、人工芝の張り替え時期を見極めるポイントや必要な費用などを紹介します。


人工芝や天然芝から張り替える際の手順も紹介するので、張り替えを検討している方はぜひ参考にしてください。


人工芝の張り替え時期を見分ける方法



人工芝の寿命目安は8~10年ですが、敷いている人工芝の素材や環境によって早まってしまうこともあります。


安い人工芝や扱い方が悪い場合、3年程度で寿命を迎えてしまう可能性もあるため、注意しましょう。


人工芝を張り替える時期を見分けるポイントは以下の4つです。



  • 変色している

  • 芝が寝たままで戻らない

  • 芝が抜け落ちて黒いゴムが見えている

  • ジョイント部分が浮いている


人工芝は一度劣化すると元通りになることはないため、上記のような状態になった際には、使用年数にかかわらず張り替えをしましょう。


素材によっては、数年程度で劣化が始まることもあるので、長持ちさせたい場合は人工芝の選び方からこだわる必要があります。


メンテナンスにかける確保はできるものの、人工芝を定期的に張り替える手間を削減したい方は、天然芝がおすすめです。


人工芝をDIYで施工する方法についてより詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。

関連記事:人工芝はDIYで施工可能|自宅で施工する際のポイントや注意点を紹介


古い人工芝を張り替える手順



古い人工芝を張り替える際の手順は以下の通りです。



  1. 古い人工芝を剥がす

  2. 下地を整える

  3. 防草シートを設置する

  4. 人工芝を敷いて固定する


順番に紹介していくので、人工芝の張り替えを行いたい方はぜひ参考にしてみてください。


古い人工芝を剥がす


既に人工芝を敷いてある場所に敷き直す場合、まずは剥がすことから始めましょう。

人工芝を剥がす際、無理やり剥がしてしまうと下地が傷ついてしまうため、注意が必要です。


人工芝を土に敷いている場合、U字抗を抜を抜く必要があるので、バールを用意しておくとスムーズに剥がせます。


防草シートを敷いた状態であれば問題ありませんが、下地に直接人工芝を敷いている場合は忘れずに土を落としておきましょう。


土を落とさなければ剥がした人工芝をゴミとして処分できなくなる可能性があります。


また、コンクリートに敷いている場合は、接着剤や両面テープが残らないように剥がしましょう。

無理やり剥がすと下地が傷ついてしまう可能性があるため、専用の薬剤やスクレーパーの利用がおすすめです。


下地を整える


古い人工芝を剥がすと、下地に凹凸ができてしまう可能性があるので、丁寧に整えましょう。

下地は人工芝を敷いた後の見た目に大きく影響するため、平らにしながら雑草や小石を取り除きます。


土や砂が足りずに平らにならない場合は、ホームセンターで購入して土をならしましょう。


下地のきれいさが人工芝の水はけに影響を与える可能性があるため、必ず平らにする必要があります。

コンクリートに敷く場合は、接着剤や両面テープが残っていたり、コケやカビが生えてたりする可能性があるので、忘れずにきれいにしましょう。


防草シートを設置する


雑草や石の除去をし、下地を整え終えたら、防草シートを設置します。

防草シートは、1列ずつ敷き詰めていき、地面全体を覆うように敷き、余分なシートをカットしましょう。


防草シートははさみやカッターで簡単にカット可能です。

敷き詰めたらU字杭で固定するだけでなく、シート同士をガムテープや養生テープなどで繋ぐと、光を完全に遮断できます。


人工芝を敷いて固定する


防草シートを敷き終わったら、人工芝を仮敷きをしましょう。

人工芝には芝目があるため、数列に渡って敷く際には芝目を揃えるときれいに見えます。


人工芝のすき間から光が入らないようにピッタリとくっつけて敷くようにしましょう。


敷き詰めたら人工芝を必要なサイズにカットし、外周から固定していきます。


30~50cm程度の間隔でU字杭を打ち込むと、人工芝が捲れにくくなり、長く利用可能です。

また人工芝と壁やタイルなどの境目に砂を敷き詰めておくとより捲れにくくなります。


天然芝を人工芝に張り替える手順



天然芝から人工芝に張り替える際の手順は以下の通りです。



  1. 天然芝を剥がす

  2. 土をならして固める

  3. 防草シートを設置する

  4. 人工芝を敷いて固定する


1つずつ詳しく紹介していくので、参考にしながら実践してみてください。


天然芝を剥がす


人工芝に張り替えるには、まず天然芝を剥がす必要があります。

手で天然芝を剥がすと時間がかかってしまい、大変な作業になってしまいます。


そのため、スコップをはじめとした道具を使って天然芝を剥がす方法がおすすめです。

天然芝以外に雑草が生えていたり、小石が落ちていたりする場合には、これらも忘れずに取り除きましょう。


土をならして固める


天然芝を剥がすと下地となる土に凹凸ができやすいので、丁寧に土をならす必要があります。

人工芝を剥がす際よりも土が足りなくなってしまう可能性が高いため、ホームセンターで購入してならします。


土をならしたら足で踏みつけたり、スコップでたたいたりして地面を固めつつ、平らにしましょう。

平らになっていない場合、人工芝を敷いた際に凹凸ができ、劣化が早まる可能性があるので注意が必要です。


防草シートを設置する


雑草や石の除去や整地が完了したら、防草シートを設置します。

防草シートとは、人工芝の下で雑草が生えたり成長したりすることを防ぐためのものであり、太陽光を防ぐ働きをします。


防草シートを1列ずつ敷き詰めていき、ずれないように端にピンを打ち込みながら、地面全体を覆うようにしましょう。

敷き詰めたらU字杭で固定するだけでなく、シート同士をガムテープや養生テープなどで繋ぐと、光を完全に遮断できます。


人工芝を敷いて固定する


防草シートを敷き終わったら、人工芝を仮敷きをしましょう。

人工芝には芝目があるため、数列に渡って敷く際には芝目を揃えると見栄えが良くなります。


仮敷きをする際には、光が入らないようにすき間なく敷き詰め、余分な部分はカットをしていきましょう。

仮敷きが完了したら、芝が捲れにくくするために、外周から30~50cm程度の間隔でU字杭を打ち込んで固定します。


人工芝の張り替えに必要な費用



人工芝を張り替える際には、以下のような費用が必要になります。



  • 人工芝本体の費用

  • DIYする際の施工費用

  • 業者に依頼した際の費用


購入費用に加えて、DIYをする場合と業者に依頼する場合にわけて紹介するので、張り替えを実施する前に確認しておきましょう。

人工芝を敷く際に必要となる費用に関して詳しく知りたい方は、以下の記事もあわせてご覧ください。

関連記事:人工芝の費用はいくら?天然芝との違いやDIYで施工する手順、メリットやデメリットを紹介


人工芝本体の費用


人工芝を敷き直す際には、あらためて人工芝本体を購入しなければなりません。

一般的な1㎡あたりの人工芝本体の費用は800~6,000円となっています。


上記の価格は1㎡あたりの費用であり、人工芝を敷くスペースの広さによって総額が大きく異なるため、あらかじめ敷く予定の広さを確認しておきましょう。


狭い場所であればジョイントタイプ、広い場所であればロールタイプの人工芝を購入すると費用を抑えられる可能性があります。


多くの人工芝はホームセンターで購入ができるので、さまざまな商品の中から予算に応じて選択可能です。


ただし、費用を抑えるために安すぎる人工芝を購入すると、劣化が早くなり数年で張り替えになってしまう恐れがあります。

購入時には、素材や耐用年数を必ず確認をしてから予算に合った人工芝を選びましょう。


DIYする際の施工費用


人工芝をDIYで施工する際に必要な費用は以下の通りです。



  • 防草シート 100~700円

  • 下地材 100〜600円

  • その他資材 100~500円


人工芝同様、防草シートも1㎡あたりの価格であり、敷く場所の広さによって金額が大きく異なることを理解しておきましょう。


また、施工に必要な道具を一式揃える必要もあるので、まとまった費用が発生します。


費用を抑えるために安い防草シートを購入してしまうと、水はけや遮光性が充分でなく、人工芝の劣化に影響を与える可能性があります。


そのため、長く利用するためにも水はけや遮光性を確認した上で、品質の高い商品を使いましょう。

張り替え時には、古い人工芝を処分する費用も必要になります。

人工芝の処分方法は自治体によって異なるので、捨てる前に確認をしておきましょう。


業者に依頼した際の費用


人工芝を張り替える際には、DIYをする以外にも業者に依頼して施工してもらう方法があります。

業者に依頼した場合、1㎡あたりあたり3,500~7,000円程度の費用が人工芝の購入費とは別で必要となります。


さらに、敷き直しを依頼する際には人工芝を剥がす作業の費用も必要となるため注意しましょう。


相場よりも安い業者を利用すると、人工芝が雑に敷かれてしまい、はがれやすくなる恐れがあります。

業者を選ぶ際には、実績や口コミを確認して信頼できる企業を選びましょう。


張り替えた人工芝を長持ちさせるポイント



張り替えた人工芝を長持ちさせるポイントは以下の3つです。



  • 定期的に芝を起こす

  • 長期間重いものを置かない

  • 定期的に掃除をする


敷き直した後に長持ちさせたいと考えている方はぜひ参考にして実践してみてください。


定期的に芝を起こす


人工芝は時間の経過とともに、だんだん倒れてきてしまうため、定期的に芝を起こすようにしましょう。

倒れた状態が続くと、接続部分や透水穴に芝が詰まって水はけが悪くなり、劣化が進んでしまう恐れもあります。


また、水はけが悪い状態が続くと、カビが発生しやすくなるため、衛生面でも問題が発生してしまいます。


芝が寝てしまっている場合には、手やデッキブラシを使って、定期的に芝を起こしてきれいな状態を保ちましょう。

万が一、芝を起こしても起きなくなってしまった場合は、張り替え時期となるため、再度張り替えを行いましょう。


長期間重いものを置かない


人工芝を長持ちさせるためには、同じ場所に重いものを置き続けないことが重要です。

人工芝を敷く方の中には、ベランダや庭にテーブルや椅子を置いて、ゆったりとした時間を過ごしたい方もいるでしょう。


そのような方には、マットタイプにして重さがかかる部分だけ交換できるようにしておく方法がおすすめです。

見た目が似た別の人工芝を選んだり、重いものを置く場所だけ人工芝を避けて敷いたりして全体の劣化を防ぐ方法もあります。


定期的に掃除をする


人工芝は芝の中にゴミが溜まりやすい構造になっているので、長持ちさせるためにも定期的な掃除を行いましょう。

たとえば、40mm以上の芝が長いタイプだと、ゴミが奥に入り取り除きにくくなってしまいます。


ゴミを除去すれば葉が倒れにくくなり、劣化予防の効果があるため、人工芝を長く使いたい場合は、定期的な掃除が大事です。


土や砂を吸引しても大丈夫な掃除機を使ったり、シンプルにほうきを使ったりして掃除をしましょう。

掃除をする時間の確保が難しい場合は、20mm程度の芝が短いタイプの人工芝の購入がおすすめです。


適切な時期にDIYで人工芝を張り替えてみよう



人工芝は、以下のような変化が起きた時期が張り替えに適しています。



  • 変色している

  • 芝が寝たままで戻らない

  • 芝が抜け落ちて黒いゴムが見えている

  • ジョイント部分が浮いている


人工芝を張り替えるためには、敷かれている芝を剥がした上で敷き直す必要があります。


具体的な手順は以下の通りです。



  1. 古い人工芝を剥がす

  2. 下地を整える

  3. 防草シートを設置する

  4. 人工芝を敷いて固定する


天然芝が敷かれている場所に敷き直す場合は、天然芝や雑草を剥がしてから張り替えを行いましょう。


張り替えを行った後は、長持ちさせるためにも以下のようなメンテナンスが必要です。



  • 定期的に芝を起こす

  • 長期間重いものを置かない

  • 定期的に掃除をする


メンテナンスを行っていれば、8~10年程度はきれいな状態を保てます。


「人工芝をきれいに張り替える自信がない」「張り替えるかどうか悩んでいる」という方は、ぜひもりかわ人工芝にご相談ください。


施工したい場所や状況にあわせて適切な提案を行い、短期間で人工芝を敷きますので、お気軽にお問い合わせください。


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