コラム
2023/11/10
人工芝に砂が必要な理由は?上から撒く場合と下地に使うケースを紹介
「どうして人工芝に砂が必要なの?」
「砂の種類や量は?」
人工芝に砂を撒くと聞いて、イメージが湧かない方も多いでしょう。庭をきれいにするために人工芝を施工したのにもかかわらず、砂を撒くと景観が損なわれてしまいます。
人工芝に砂を撒く理由は、スポーツ時の芝へのダメージを軽減させるためです。そのため、一般家庭には必要ないケースが多いでしょう。
当記事では人工芝に砂が必要な理由や、砂を撒くメリット・デメリットを解説しています。
個人宅の庭でも砂を撒くメリットはあります。ただ、高密度な人工芝を丁寧に施工すれば、同じ効果を得られるでしょう。
もりかわ人工芝の商品は、個人宅で使用するには十分な性能を備えています。当社の人工芝なら砂を撒く必要がないため、きれいな見た目を損なうことはありません。「施工費込み・1平米あたり7,500円〜9,500円」で施工できるので、下記から気軽に料金シミュレーションしてみてください。
人工芝に使用する砂は上から撒くときと下地に使うときがある
主に砂を使う場面は人工芝の「上から撒く」場合と「下地に使う」場合があります。下地づくりは人工芝をきれいに敷くために重要な作業です。安定した下地づくりをすれば見た目だけでなく、機能面も向上するため、砂は必要不可欠です。
下地に砂を使うメリットは主に以下の通りです。
- 施工する表面を平らにし、できる限り凸凹をなくす
- 水はけをよくする
- 害虫対策になる
砂の種類によってさまざまな特徴があり、用途によって使い分けることもあります。
下地づくりがしっかりしていないと見た目が悪くなったり、人工芝の表面が凸凹したりします。砂を使い、しっかりした下地をつくることで、きれいな景観と安全性を手に入れられるでしょう。
人工芝の上から砂を撒く理由
砂は、下地だけでなく人工芝の上から撒いて使う場合もあります。人工芝の上から砂を撒く理由は以下の通りです。
- 充填材の代わりになる
- 芝葉が倒れるのを防ぐ
- 運動する際の人工芝へのダメージ軽減
砂を撒く目的を知っておけば「自分の庭には砂がいるのか?」の疑問も解消するかもしれません。
充填材の代わりになる
人工芝の上から砂を撒けば、充填材の代わりになります。充填材とは人工芝の耐久性を向上させるためのもので、一般的にはゴムチップが使われます。ゴムチップには浮力があり、大雨の際に流れてしまう可能性もゼロではありません。
珪砂という砂を撒いておけば充填材の代わりとなり、重さがあるので雨で流れることもないでしょう。珪砂はテニスコートでも使われており、充填材として人工芝に適している砂だといえます。
芝葉が倒れるのを防ぐ
低品質な人工芝は密度が低いことが多く、すぐに倒れて禿げてきてしまいます。密度が低い人工芝の場合は、芝葉同士の間に砂を入れて、芝葉を立たせるようにしましょう。
高品質な人工芝は密度が高いため、砂を入れなくても芝葉がしっかり立ってくれます。そもそも砂を入れることを想定していないため、芝葉の間に入れようとしてもうまく入りません。
そのため「砂を入れてください」と記載がある人工芝は密度が低い可能性があります。
運動をする際の人工芝へのダメージ軽減
砂を撒くことでシューズと人工芝を滑らし、芝葉の摩耗を防いでいます。砂はテニスコートで使われることが多く、砂の量が適正であれば30年前のコートでもきれいに保てるでしょう。
ただ、砂の量が多すぎるとコートのラインが見えなくなってしまいます。逆に、少なすぎると人工芝がスパイク状になり、一切滑らなくなり危険です。
また、修理の際に部分補修をすると、補修した部分だけバウンドが変わったり境目がイレギュラーになったりします。そのため、テニスコートやスポーツで使う際は、砂を撒いてコートを保護するのが一般的です。
庭の人工芝の上に砂を撒くメリット
人工芝に撒く砂は、スポーツだけでなく、個人宅で使用される場合もあります。庭の人工芝に砂を撒くメリットは以下の通りです。
- 人工芝がめくれにくくなる
- 芝葉を縮みにくくする
庭の人工芝に砂を撒けば、低品質な芝でも芝葉を立てられます。ただ、砂を撒く量が多いと景観が悪くなるので、砂は少しずつ撒いていきましょう。
人工芝がめくれにくくなる
人工芝に砂を撒けば、砂が重しとなってめくれるのを防いでくれます。ただ、本来は砂を重しにしてめくれるのを防ぐのではなく、丁寧に施工して防止するものです。
DIYや施工が雑な業者だと人工芝がめくれる可能性があります。しかし、人工芝を丁寧に施工すればめくれることはほとんどないでしょう。
そのため、人工芝のめくれを砂で防止することを重要視する必要はありません。
芝葉を縮みにくくする
人工芝はポリプロピレンという素材でできているものが多く、紫外線の影響で縮んでしまいます。人工芝によっては2cmほど縮んでしまう場合もあり、きれいな景観が損なわれる原因になります。
日当たりがよすぎる庭は、紫外線で芝葉が縮まないように砂を撒いて対策しましょう。
人工芝に砂を撒くデメリット
人工芝に砂を撒くのはデメリットのほうが大きいといえるでしょう。
人工芝のメリットは「砂や土を必要とせず清潔に保てる」ことなのにもかかわらず、砂を撒くと失われてしまいます。
主なデメリットは以下の通りです。
- 砂で汚れる
- 透水穴が詰まる
- 景観が悪くなる
- 手間がかかるようになる
人工芝を施工する際は高品質なものを選びましょう。高品質な人工芝であれば、砂を撒く必要がなくなり、景観をきれいなまま保つことができます。
砂で汚れる
人工芝に撒いた砂で服や靴が汚れてしまう可能性があります。ドッグランや運動に利用する場合は砂が舞ってしまうため、目に入ったり車が汚れてしまったりするでしょう。
砂の種類によっては雨が降り、時間が経つとコンクリートのように固まってしまうこともあります。そのため、人工芝の張り替えの際に余分な工賃が発生する可能性があります。
透水穴が詰まる
人工芝には排水性をよくするために透水穴と呼ばれる穴が開いています。人工芝の表面に砂を撒くと、雨が降ったときに砂が固まり、透水穴が詰まってしまうことがあります。
透水穴が詰まり排水ができなくなると、水はけが悪くなってしまい人工芝の表面にカビが生えてくることもあるでしょう。
透水穴が詰まっているのを見つけたら、すぐにメンテナンスしてください。人工芝の水はけについては、以下の記事で詳しく解説しています。
関連記事:「人工芝の水捌け」って大丈夫?!
掃除が大変になる
人工芝の上に砂を撒くと、風で砂が飛んでいくので掃除が大変になります。散らばったまま放置しておくと、一部分に砂が固まり、景観が損なわれてしまいます。
また、砂が近所の家に飛んでいってしまうと近所トラブルにもなりかねません。
そのため、手入れが少ない人工芝にもかかわらず、砂を掃除する手間が発生してしまいます。
景観が悪くなる
人工芝は、1年中青々とした景観が楽しめるメリットがあります。しかし、表面に砂を撒いてしまうと、砂の色が見えるため、きれいな見た目を損なう可能性があります。
見た目より砂のメリットを優先するならいいでしょう。ただ、ほとんどの方は人工芝の見た目や手入れの少なさにメリットを感じて施工しています。
人工芝のきれいな景観を損なわないためにも、高品質な人工芝を選びましょう。
手間がかかるようになる
人工芝に砂を撒くと、もうひとつのメリットである「手間がかからない」も失ってしまいます。砂を撒くと、風で砂が飛んでいったり一部分にまとまったりするので、定期的に砂を均一に広げる必要があります。
また、人工芝を張り替える際にも、砂を回収してから張り替えないといけません。
人工芝の上に砂を撒くと「手間いらず」なはずが、定期的にトンボやブラシで砂を平らにならすことになります。
人工芝に撒く砂の種類や量
デメリットが多い砂ですが、下地には必須だといえます。人工芝に撒く一般的な砂の種類や量は以下の通りです。
- 珪砂
- 川砂
- 真砂土
- 山砂
砂によって用途が違うので、下地や人工芝の上に使うときは特徴を理解してからにしましょう。
珪砂
珪砂は人工芝の上から撒くときに使われ、充填材として優れています。価格も安く、無機質で虫が湧きにくい特徴があります。ただ、珪砂は固まらないので下地用としては使えません。
川砂
川砂は川の底や、河川敷に積もっているような砂です。園芸や水槽などに使われています。
細かく角がないため水はけがよく、充填材として使うこともできます。
真砂土
真砂土(まさつち)は真砂とも呼ばれ、花岡岩が風化して土になったものです。価格が低いため、園芸用や建設工事の基土として使われることもあります。
真砂土は高密度で固まる性質があり、水はけがよくありません。そのため、人工芝の下地には不向きです。
山砂
山砂は山から採れる砂で、土に近い保水性のある質感です。排水性には優れていますが、圧迫しても固まらないので下地にはあまり使われません。
下地として使う場合は砕石を敷き、下地づくりをしてから山砂を使います。
一般家庭は人工芝に砂を撒く必要はない
人工芝の上から砂を撒く大きな理由は「人工芝のダメージ軽減」です。テニスコートや運動施設で、砂が撒かれている人工芝を見かけたことがあるかもしれません。
個人宅での主なメリットは「人工芝のめくれ防止」「芝葉が倒れにくい」です。ただ、一般家庭で砂を撒いてしまうと、人工芝のよさである手入れの少なさや、景観のよさがなくなってしまいます。
そのため、個人宅の庭には砂は撒かないのがおすすめです。ただ、品質が低い人工芝だと密度が低く、芝葉が倒れやすいので砂を撒くことを推奨しているケースがあります。
高品質な人工芝をはじめから施工しておけば、密度が高く芝葉が倒れにくいので砂を撒く必要はありません。また、丁寧に施工してくれる業者を選ぶのも大切です。
もりかわ人工芝なら砂を撒かなくても安心
もりかわ人工芝が提供する商品なら砂を撒く必要はありません。世界水準の生産能力があるFIFA認定工場、オリンピック委員会選定工場と協力して商品を選定しています。
そのため、1平米あたりの芝数は従来商品の2〜3倍と高密度な人工芝を提供しております。
料金体系もわかりやすくするために、施工費込みとなっています。料金は1平米あたり7,500〜9,500円です。他にも以下の費用が含まれています。
- 整地
- 防草シート
- アフターフォロー(3ヶ月)
また、自宅の状況によって追加料金が発生する場合があります。詳しくはホームページに載っているのでご確認ください。
人工芝を施工する面積を入力するだけで約10秒で見積もりができるので、気軽に料金シミュレーションしてみてください。
芝密度が高い人工芝に砂はいらない
人工芝の砂は下地に使う場合と上から撒く場合があります。
人工芝の上から砂を撒くときのメリットは以下の通りです。
- 人工芝がめくれにくく
- 芝葉を縮みにくくする
他にも、スポーツをする際の人工芝との摩擦を軽減する効果もあります。
ただ、個人宅の庭で砂を撒くにはデメリットが多いでしょう。きれいな見た目やメンテナンスの手軽さを理由に人工芝を施工したのにもかかわらず、手間が増えてしまうからです。
低密度な人工芝の場合だと、芝葉が倒れたり芝がめくれたりしてしまいます。高密度な人工芝を丁寧に施工すれば、砂を撒かなくても解決するでしょう。
もりかわ人工芝では高品質な人工芝を低価格で提供しています。丁寧な作業でお客様から多くのお喜びの声をいただくことができました。
ホームページに施工事例やお客様の声も掲載しています。料金シミュレーションも人工芝を施工したい面積を入力するだけなので、簡単に見積もりができます。個人情報の入力は一切必要ありません。
ぜひ一度、もりかわ人工芝の商品をご覧ください。