コラム
2023/12/26
ターフとは?庭やベランダに敷くメリットやデメリットなどを紹介
人工芝について調べている方の中には、ターフとはなにかわからずに困っている方もいるのではないでしょうか。
ターフとは英語で「芝生(turf)」を意味する言葉であり、日本では一般的に人工芝のことを指します。
本記事では、ターフとはなにかを説明した上で、庭やベランダに敷くメリットやデメリットなどを紹介します。
ターフ・人工芝の選び方やDIYで敷く際の手順も紹介するので、庭やベランダに敷こうと考えている方はぜひ参考にしてください。
ターフとは
ターフとは英語で「芝生(turf)」を意味しており、日本では一般的に人工芝のことを指します。
天然芝は自然由来のものを指す一方、ターフは化学繊維を使用したものという違いがあります。
庭やベランダに敷く場合、天然芝は手入れが大変ですが、人工芝は手入れが容易である点が大きなメリットです。
そのため、家の庭やベランダの景観を変えようと考えている方には、人工芝がおすすめです。
ターフ・人工芝を庭やベランダに敷くメリット
ターフ・人工芝を庭やベランダに敷くメリットには、以下の3つがあります。
- メンテナンスしやすい
- 雑草や虫を減らせる
- 子どもやペットが安全に遊べる
それぞれのメリットについて詳しく紹介するので、ベランダに人工芝を敷くか悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。
メンテナンスしやすい
人工芝は天然芝とは違い、施工後のメンテナンスが簡単である点が大きなメリットです。
天然芝を敷いた場合、定期的に芝刈りや水やりを定期的に行わなければなりません。
しかし、人工芝であれば、表面に溜まっている砂やゴミ、ほこりなどをほうきやブラシで掃けば問題ありません。
劣化によって芝が寝てしまった場合でも、デッキブラシで起こせば長持ちします。
メンテナンスは簡単ですが、使われている素材によって耐久性や耐水性が異なります。
メンテナンスの手間を減らして長く使用したい方は、耐久性や耐水性が高く、紫外線にも強いポリプロピレンの人工芝を購入しましょう。
雑草や虫を減らせる
人工芝を敷く際には、防草シートも敷いておくことで雑草の発生を防げます。
施工前に小石や雑草をすべて除去しておくことで、雑草の再発生や虫の発生を防げます。
人工芝は人工物なので、雑草のように虫の餌になることはありません。
現在、庭に雑草が生えていたり、虫の発生に悩んでいたりする場合には、人工芝を敷けば解決できる可能性が高いです。
ただし、人工芝を施工する際に小石や雑草をきれいに取り除けていない場合、表面に凹凸ができてしまい、水溜まりや虫の発生の原因となるので注意が必要です。
庭の景観だけでなく雑草や虫の発生を抑えたい方は、人工芝を敷いてみてはいかがでしょうか。
子どもやペットが安全に遊べる
庭やベランダなどで子どもやペットを遊ばせたい場合、人工芝を敷くと安全性が増します。
土やコンクリートの上で遊ばせる場合、転んだ際にケガをしてしまう恐れがあります。
しかし、人工芝を敷くことでクッション性が高まり、転んでしまってもケガをする確率を下げることが可能です。
雨が降った後に遊ばせた場合でも、子どもが泥だらけになることはなくなります。
人工芝は芝丈が20mm以下と30mm以上に分けられているので、子どもやペットを遊ばせたい方は30mm以上のクッション性が高い人工芝を購入しましょう。
ターフ・人工芝を庭やベランダに敷くデメリット
ターフ・人工芝を庭やベランダに敷くデメリットには以下の3つがあります。
- 経年劣化してしまう
- 下地作りに労力がいる
- 火気が使えない
各デメリットについて詳しく紹介するので、人工芝を敷いた後に困らないようにあらかじめ理解しておきましょう。
経年劣化してしまう
人工芝は耐久性が高いですが、経年劣化で芝が寝たり抜けたりしてしまうため注意しましょう。
人工芝の寿命は8年~10年と言われていますが、雨風や熱によって日々劣化してしまいます。
細かくメンテナンスを行い、丁寧に扱っていても経年劣化は避けられず、5~10年程度で張り替えなければなりません。
芝が寝てしまっている場合は、デッキブラシやほうきで逆方向にブラッシングしたり、温風をあてると直りやすいです。
しかし、年々芝の起き上がりが悪くなってしまい、メンテナンスしても直らなくなるので、その際は人工芝を張り替えましょう。
下地作りに労力がいる
人工芝を敷く際には、下地作りが重要であり、労力がかかってしまうことを理解しておきましょう。
下地作りを丁寧に行っていない場合、芝が捲れやすくなったり、表面に凹凸ができてしまったりする恐れがあります。
表面に凹凸ができると水溜まりや虫の発生の原因となるため、注意が必要です。
これらを防ぐためには、人工芝を敷く前には雑草や小石を丁寧に取り除いておきましょう。
下地を丁寧に整えておかなければ、雑草が育ってしまい、人工芝の劣化を進めてしまいます。
長い間人工芝を使うためにも、労力をかけて下地作りをしましょう。
火気が使えない
人工芝を強いた場合、火気が使えなくなる可能性があることを理解しておきましょう。
庭に人工芝を敷いてバーベキューをしようと考えている方もいるかも知れませんが、熱で溶けてしまう可能性があります。
多くの人工芝は110℃を超えてしまうと溶けてしまうため、バーベキューや花火には向いていません。
火気を使いたいと考えている場合は、耐火性の高い人工芝を購入しましょう。
ターフ・人工芝の選び方
ターフ・人工芝を選ぶ際のポイントは以下の3つです。
- 芝丈の長さで選ぶ
- 素材で選ぶ
- 機能性で選ぶ
それぞれの選び方について詳しく紹介するので、購入する人工芝に悩んでいる方はぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。
芝丈の長さで選ぶ
人工芝は、芝丈の長さを比較して選ぶ方法がおすすめです。
人工芝は芝丈によって適した使用用途が異なっています。
芝丈ごとの使用用途は以下の通りです。
芝丈 | 使用用途 |
10mm~20mm | ・パターゴルフをしたい ・景観をきれいにしたい |
30mm~40mm | ・子どもやペットを遊ばせたい ・軽い運動をしたい |
40mm以上 | ・サッカーコートを作りたい |
家庭で使用する場合は、10~20mmか30mm~40mmのどちらかが適しています。
クッション性を重視したい方は、30mm以上の芝丈の人工芝を購入しましょう。
素材で選ぶ
人工芝を購入する場合、使用されている素材を比較して選ぶ方法もおすすめです。
ポリプロピレン・ポリエチレン・ナイロンの3種類の素材で作られている人工芝があり、それぞれに特徴があります。
人工芝の寿命は長くて8~10年と言われていますが、素材によっては短くなってしまうことがあるので注意しましょう。
3種類の素材の具体的な特徴は以下の通りです。
素材 | 耐水性 | 耐久性 | 対紫外線 |
ナイロン | 弱い | 弱い | 普通 |
ポリエチレン | 良い | 良い | 良い |
ポリプロピレン | 非常に良い | 非常に良い | 非常に良い |
費用を抑えたい方には安価で購入できるナイロン製がおすすめですが、耐久性や耐水性が低いため、寿命が短くなってしまう恐れがあります。
長期間利用できる人工芝を探している方は、耐久性や耐水性が優れており、紫外線にも強いポリプロピレン製を購入しましょう。
機能性で選ぶ
人工芝は、商品によって数多くの機能が備わっています。
そのため、使用用途や場所に合わせて、必要な機能から購入する人工芝を選ぶ方法もおすすめです。
人工芝に備わっていることが多い機能性とその概要は以下の通りです。
機能 | 効果 |
透水性 | 表面に水が溜まらず快適な状態を保てまる |
抗菌加工 | 細菌の発育や増殖を抑制する |
防カビ加工 | 高温多湿な場所でもカビの発生を抑制する |
UV加工 | 直射日光の日焼けによる劣化や変色を防ぐ |
耐摩耗 | 摩擦や衝撃による擦れや破損に耐える強度が高い |
静電気抑制機能 | 静電気除去繊維を織り込み放電させる効果がある |
防炎機能 | 万が一着火してしまっても燃え広がることが少ない |
すべての機能性を備えている人工芝は多くないので、必要な項目を明確にしてから商品を選んで購入しましょう。
ターフ・人工芝をDIYで施工する手順
ターフ・人工芝をDIYで施工する手順は以下の通りです。
- 準備する
- 雑草や石を除去して整地する
- 防草シートを設置する
- 人工芝を敷いて固定する
初めてDIYで施工する場合でも手順通りに行えば簡単に人工芝を敷けるので、興味がある方はぜひ参考にしながら実践してみてください。
準備する
人工芝を敷くためには、本体や道具などの準備から始めましょう。
人工芝を敷く際に必要なものと1平米あたりの価格は以下の通りです。
- 人工芝 800~6,000円
- 防草シート 100~700円
- 下地材 100〜600円
- その他資材 100~500円
人工芝をDIYで施工する場合は、1平米あたり4,300円程度と言われています。
この金額はあくまでも目安であり、機能性や素材によっては人工芝や防草シートの金額が異なります。
ただし、費用を抑えるために安い人工芝や防草シートを利用すると、水はけの悪さや遮光性の低さから数年で張り替えになってしまう恐れがあるので注意しましょう。
雑草や石を除去して整地する
人工芝や道具を準備できたら、雑草や石を取り除きましょう。
雑草や石を取り除かずに施工を始めると、人工芝の表面に凹凸ができてしまい、水溜まりや虫の発生の原因となってしまいます。
また、人工芝の下で雑草が育ってしまい、劣化を早めてしまう恐れがあるため、下地作りは丁寧に行いましょう。
雑草や石を取り除いたら、地面を整地して高さを整えます。
均一の高さにしておかなければ、人工芝を敷いても表面が平らになりません。
人工芝を敷くと数センチ程度地面が高くなるため、整地する際には地面を下げておくようにしましょう。
防草シートを設置する
雑草や石の除去や整地が完了したら、防草シートを設置します。
防草シートは、1列ずつ敷き詰めていき、地面全体を覆うようにしましょう。
敷き詰めたら余分なシートはさみやカッターで簡単にカットできます。
防草シートを敷く際にはずれないように、端にピンを打ち込んでおくと敷きやすいです。
敷き詰めたらU字杭で固定するだけでなく、シート同士をガムテープや養生テープなどで繋ぐと、光を完全に遮断できます。
人工芝を敷いて固定する
防草シートを敷き終わったら、人工芝を仮敷きをしましょう。
人工芝には芝目があるため、数列に渡って敷く際には芝目を合わせると見栄えが良くなります。
仮敷きが完了したら、はさみやカッターで必要な長さにカットを行います。
人工芝のカットまで完了したら、外周から固定していきましょう。
30~50cm程度の間隔でU字杭を打ち込むと、人工芝が捲れにくくなり、長く利用できます。
人工芝が捲れにくくなるように、壁やタイルなどの境目に砂を敷き詰めておきましょう。
ターフ・人工芝を購入して敷いてみよう
ターフとは日本では一般的に人工芝のことを指し、天然芝の対となる言葉です。
人工芝を庭やベランダに敷くと、以下のようなメリットがあります。
- メンテナンスしやすい
- 雑草や虫を減らせる
- 子どもやペットが安全に遊べる
人工芝は定期的にゴミやほこり、砂などを掃いたり、寝ている芝を起こすだけで充分であるため、メンテナンスが簡単です。
また、クッション性が高い30mm以上の芝丈の人工芝を敷くと、子どもやペットを安心して遊ばせられる環境を作れます。
ただし、人工芝には以下のようなデメリットがあるため、注意しましょう。
- 経年劣化してしまう
- 下地作りに労力がいる
- 火気が使えない
人工芝は敷いた後、定期的なメンテナンスを行っていても日々劣化してしまい、長くても10年程度で張り替えが必要になります。
また、下地をしっかりと作らないと人工芝の劣化が進んでしまうので、しっかりと労力をかけて行いましょう。
庭やベランダでバーベキューを始めとした火気を使う予定の場合は、火に弱い人工芝ではなく、耐火性が高い商品がおすすめです。
「人工芝を敷いてみようかな」「実際に必要な費用はいくらになるのかな」と考えている方は、ぜひもりかわ人工芝にご相談ください。
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