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コラム

2023/11/10

人工芝にゴムチップは必要?発がん性がある噂の理由やデメリットを解説

「人工芝にゴムチップは必要なの?」


「発がん性があるって本当?」


人工芝に発がん性があると聞いて、驚いている方も多いのではありませんか?子どもや愛犬が遊べる場所を作ろうとしているのに、発がん性のことを聞くと不安になりますよね。


結論をいうと、人工芝に発がん性はありません発がん性が疑われているのは「ゴムチップ」という充填材です。しかし、ゴムチップにも健康に影響を及ぼす量の発がん性物質は確認できていません。


当記事では「一般家庭の人工芝にゴムチップは必要なのか」「他にデメリットはないのか」を解説しています。


ゴムチップを使う理由や、なぜ発がん性が疑われているのかを知り、納得したうえで子どもが安心して遊べる庭を作りましょう。


人工芝にゴムチップが必要な理由



人工芝にゴムチップを使う理由は主に以下の2つです。



  • クッション性が高まる

  • スポーツ選手の負担が軽減できる


人工芝は天然芝に比べて硬い傾向にあります。そのため、選手が長時間スポーツをしていると関節や筋肉に負担がかかり、疲労が蓄積してしまうでしょう。


ゴムチップを使用すれば、天然芝に近いやわらかさがある人工芝にできるため、選手の負担を抑えられます。さらに、ゴムチップを使用していない人工芝に比べると滑りにくくなるので安全性も向上し、怪我のリスクも軽減できます


人工芝のゴムチップは、選手の疲労や怪我のリスクを抑えるためのものです。


人工芝にゴムチップを使うデメリット



人工芝にゴムチップを使うデメリットを紹介します。



  • 激しいスポーツで吸い込んでしまう可能性がある

  • アメリカでは健康被害も報告されている

  • 発がん性が疑われている


主に競技用として使われるゴムチップですが、健康被害が疑われています。競技場に行った際の人工芝に、ゴムチップが使われているかもしれません。そのため、ゴムチップのリスクは理解しておきましょう。


激しいスポーツで吸い込んでしまう可能性がある


競技場やスポーツ施設では、クッション性をよくするために、人工芝のグラウンドにゴムチップが撒いてある場合があります。人工芝に使われているゴムチップは、1mm〜4mmほどの大きさが一般的です。


スポーツで激しい運動をすると、ゴムチップが徐々に擦り切れて細かくなり、空気中に舞ってしまうことがあります。激しい運動で息が上がると空気中に飛散しているゴムチップを吸い込んでしまい、健康に影響する可能性もあるでしょう。


充填材は家庭であまり使用しませんが、スポーツ施設を利用する際にはゴムチップの安全性を確認しておきましょう


アメリカでは健康被害も報告されている


アメリカでは、ゴムチップを吸い込んだことによる健康被害も報告されています。ゴムチップの発がん性が疑われるようになった事件では、原材料に使われていた廃タイヤから化学物質が確認されました。


さらに、ゴムチップは古くなると細かくなって空気中に飛散するため、知らずに化学物質を吸い込んでしまいます。


発がん性はないにしろ、アメリカでは呼吸器疾患も確認されているため「絶対にゴムチップは健康に影響しない」とは言い切れないでしょう。


発がん性が疑われている


人工芝に使われているゴムチップに発がん性が疑われるようになったのは、アメリカのある事件がきっかけです。その事件とは「ワシントン大学の女子サッカー選手が次々と血液のがんを発症し、38人中34人がゴールキーパー」というものです。


ゴールキーパーは地面に顔を近づける機会が多いため、ゴムチップが顔や髪に付着し、呼吸と同時に体内へ侵入したのではないかと予想されました。


2014年にはアメリカのテレビが「人工芝から、健康に害を及ぼす危険性がある高濃度の鉛が検出された」と、人工芝に使われるゴムチップの危険性を指摘しました。ゴムチップの原材料として使われているベンゼン、カーボンブラック、鉛などは発がん性リスクが高いといわれています。


2016年に米消費者製品安全委員会が、ゴムチップの原材料に使われている廃タイヤの危険性について、調査を開始しました。


人工芝のゴムチップに発がん性はない



ゴムチップには多くの化学物質が含まれており、健康への影響が各国で研究されています。2016年から米国環境保護庁や欧州化学品庁、オランダ国立公衆健康環境研究所などの公的機関も同様に、調査を行いました。


各国が行った研究では、人工芝グラウンドに使われるほとんどの種類のゴムチップを分析し、最適な条件で測定しています。


結果、発がん性物質として十分な証拠がある「ベンゼン」が確認されました。しかし、確認されたベンゼンは定量下限値未満でした。


そのため、ゴムチップに発がん性のリスクはないと判断されています。


参考資料:人工芝グラウンド用ゴムチップの成分分析及びその発がん性等に関する研究結果について 


ラテックスアレルギーの人は注意


ラテックスアレルギーとは、天然ゴムに含まれるラテックスタンパク質が原因のアレルギーです。


人工芝の芝葉部分はプラスチックでできていますが、裏側や充填材は天然ゴムが使われています。そのため、ゴム製品を使って肌が荒れたことがある方や咳が止まらなくなったことがある方は、人工芝でも反応してしまう恐れがあります


アレルギー反応が重篤な場合はアナフィラキシーショックを起こすこともあるので、人工芝を施工する前に家族全員のアレルギーを確認しておきましょう。


ラテックスアレルギーの方は、天然ゴムを使用していない裏地がポリウレタンコーティングの人工芝を選ぶのがおすすめです。


一般家庭の庭にはゴムチップは必要ない



人工芝に使うゴムチップは、クッション性の向上が目的なので一般家庭には必要ないケースがほとんどでしょう。家庭で人工芝を施工される方の多くは、庭の見た目やメンテナンスの楽さを重視しているからです。


かといって、低品質な人工芝を選んでしまうと、クッション性や見た目が悪く、施工後に後悔する恐れがあります。低品質な人工芝は密度も耐久性も低いため、すぐに壊れたり芝葉がスカスカになったりしてしまいます。


そのため、景観重視の家庭用の人工芝は高品質なものがおすすめです。すでに人工芝を施工されている方で、充填材を追加したい場合は「珪砂」と呼ばれる砂を撒くのもひとつの方法です。


一般家庭ではゴムチップは必要ないケースがほとんどで、主に競技用に使われています。


ゴムチップは競技用人工芝に使われる


ゴムチップや珪砂といった充填材は競技用の人工芝に使われます。充填材にはクッションの役割があり、選手の関節や筋肉の負担を軽減する効果があるからです。


充填材は、主にサッカーやテニスのような激しい運動をする競技場で使用されます。珪砂は砂の量が適正なら30年前のコートでもきれいに保てます。


ゴムチップや珪砂は競技用の人工芝で使われるため、家庭で使用するか悩んでいる方は庭で運動するかを基準に選んでみましょう。激しい運動でなければ、高密度な人工芝で十分です。


高品質な人工芝には安全性がある



高品質な人工芝には安全性があります。人工芝を選ぶ際に優先するべき項目を紹介します。



  • 耐久性があるもの

  • 芝葉の密度と芝丈が長い


耐久性があり芝葉の密度が高ければ、安全に子どもを遊ばせられます。


耐久性があるもの


家庭の庭に人工芝を施工する場合は耐久性があるものを選びましょう。耐久性に優れている人工芝なら、多少の運動であれば問題ありません。


また、耐久性が低い人工芝は子どもや愛犬が芝葉を引っ張り、抜けてしまう恐れがあります。安価な人工芝は「SBRラテックス」という素材を使用しているため劣化が早く、芝葉が抜けやすくなっているからです。


もりかわ人工芝の商品は裏地にポリプロピレンを使用し、耐久性が高いため子どもが引っ張っても抜ける可能性は低いでしょう。


耐久性がある商品を選べば、人工芝が破損するリスクを下げられます。


芝葉の密度と芝丈が長い


芝葉の密度が高い人工芝を選べば芝葉がクッションの代わりになるので、充填材は必要ありません。


また、芝丈もクッション性に影響し、家庭用なら30mm〜40mmがおすすめです。30mm以上あれば十分ふかふか感があり、クッション性もあります。20mmの芝丈は、短すぎて継ぎ目が目立ったり摩耗が早かったりするのでおすすめしません。


「充填材を使いたくないが、クッション性は欲しい」という場合は、芝葉の密度と芝丈をチェックしましょう。


高品質な人工芝を施工するメリット



高品質な人工芝を施工するメリットは以下の通りです。



  • 安全性が高くなる

  • 庭の見た目がきれいになる

  • メンテナンスが楽になる


低品質な人工芝だと継ぎ目が目立ち、すぐに破損してしまう可能性があります。高品質な人工芝を丁寧に施工すれば、きれいで安全な庭が出来上がるでしょう。


安全性が高くなる


高品質な人工芝は、芝葉が高密度なのでクッション性が高くなります。そのため、子どもが転倒しても怪我につながるリスクは少なくなるでしょう。


また、ドッグランとしての利用や軽い運動をする場合も足腰の負担軽減になるため、安全に遊べます。


高品質な人工芝を施工しておけば、安全性が高くなり子どもにも安心して遊ばせられるでしょう


庭の見た目がきれいになる


高品質な人工芝は芝葉の密度が高く、色合いもリアルに近いのできれいな庭を手に入れられます。


低価格帯の人工芝は密度が低くスカスカだったり、すぐに壊れてしまったりするのできれいな景観を維持するには手間がかかるでしょう。しかし、高品質な人工芝は耐久性があるため壊れにくく、メンテナンスも最小限で済みます。


高品質な人工芝は庭の景観がきれいになるだけでなく、低品質なものに比べるとメンテナンスも楽になります。


メンテナンスが楽になる


高品質な人工芝は素材にもこだわっているため、耐久性が高い傾向にあります。密度が高い人工芝を選べば、芝葉が倒れにくくなるのでデッキブラシで起こす回数が少なくなるでしょう。


また、耐久年数も7〜10年と長いため、低品質な人工芝と比べると買い替えのスパンも長くなります。低品質な人工芝は2〜3年で芝が抜けてしまう場合もあるので、結果的に高品質な人工芝を施工したほうが安くなる可能性が高いでしょう。


メンテナンスや人工芝を張り替える頻度を減らしたい方は、最初から高品質な人工芝を施工するのをおすすめします。


もりかわ人工芝はゴムチップが必要ない



もりかわ人工芝には3種類のラインナップがあります。



  • Gターフ30mm

  • Gターフ35mm

  • Gターフ30プレミアム


どの人工芝も高密度で高品質です。市販の人工芝で高密度な商品は、芝数が40万〜50万本/㎡前後がほとんどですが、Gターフ30プレミアムだと67,2万本/㎡もあります。また、FIFA認定工場やオリンピック委員会選定工場と協力して商品を選定し、素材は高耐久なポリエチレンとポリプロピレンです。


そのため、ゴムチップや珪砂のような充填材を撒かなくても十分なクッション性を確保できます。料金は施工費込みで7,500円〜9,500円/㎡と、リーズナブルな価格設定です。


ホームページでは施工する面積を入力するだけで、見積もり金額がわかるシミュレーションができるため、気軽に料金を調べられます。


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ゴムチップには発がん性はなく、一般家庭には必要ない



人工芝で使われているゴムチップは、発がん性が疑われています。しかし、各国の研究により発がん性物質は発見されたものの、量が少ないため、がんの発症には至らないとの研究結果が出ました。


ただ、アメリカでは空気中に舞ったゴムチップを吸い込み、呼吸器疾患を発症している例も確認されています。


ゴムチップは家庭用の人工芝には必要ないケースがほとんどです。人工芝は、高品質な商品を施工するのがおすすめです。


高品質な人工芝なら耐久性が高いため、メンテナンスが少なくなり結果的に低価格のものより安上がりになることもあるでしょう。もりかわ人工芝なら、施工費込み7,500円〜9,500円/㎡なので、リーズナブルに高品質な人工芝が施工できます。


施工する場所の広さを入力するだけで見積もり金額がわかるので、気軽にシミュレーションしてみてください。


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