コラム
2023/11/10
人工芝の固定方法は?土に施工する際の手順やピンの選び方を紹介
人工芝を敷こうと考えている方の中には、固定する際に必要な道具や方法がわからずに困っている方もいるのではないでしょうか。
人工芝の固定にはピンを使用しますが、ピンの種類や選び方を間違えると人工芝をきれいに固定できず、劣化が早まってしまう恐れがあります。
本記事では、土に人工芝を固定する際に使えるピンの種類や特徴を詳しく紹介していきます。
ピンの選び方やDIYで施工する際の方法も紹介するので、人工芝を敷こうと考えている方はぜひ参考にしてください。
土に人工芝を固定する際に使えるピンの種類と特徴
土に人工芝を固定する際に使えるピンの種類は以下の3つです。
- U型ピン
- L型ピン
- 釘型ピン
それぞれのピンについて詳しく紹介していくので、ぜひ参考にしてみてください。
U型ピン
土に人工芝を固定する際には、U型ピンがもっともおすすめです。
U型ピンには、角ばっているタイプと丸まっているタイプの2種類があり、角っているタイプの方が人工芝とピンが密着してしっかりと地面に固定できます。
通常の釘で固定をすると、時間経過で発生する人工芝の収縮を抑えられず、芝が知人で仕舞います。
しかし、U型ピンであれば地面に刺さる2本のピンが固定の効きをよくし、人工芝の収縮を防ぐことが可能です。
収縮によって起こる劣化を抑えるためにも、U型ピンで人工芝を固定しましょう。
ただし、U型ピンで固定する際、場所によってはピンが地中の石にあたりやすくなるので注意が必要です。
L型ピン
L型ピンはU型ピンよりも土に刺さりやすく、初心者でも固定しやすい点が特徴です。
しかし、ピン1本分の固定力しかないため、U型ピンよりも人工芝が剥がれやすくなってしまいます。
地面が固く、U型ピンが刺さりにくい場合は、L型ピンの派生であるJ型ピンの利用がおすすめです。
J型は短いピンがあり、2本で固定できるので、L型よりも固定力が増します。
釘型ピン
釘型ピンはその名の通り、釘のような形をしたピンです。
釘型ピンで人工芝を固定すると、剥がれやすくなってしまう可能性があるため、適していないません。
釘型ピンは人工芝ではなく、下に敷く防草シートの固定に向いています。
人工芝に使用する場合は、固定に使うのではなく、仮止めとしての利用がおすすめです。
人工芝の固定に適したピンの選び方
人工芝の固定に適したピンを選ぶ方法には、以下の3つが挙げられます。
- 長さで選ぶ
- 太さで選ぶ
- 幅で選ぶ
それぞれの選び方について詳しく紹介していくので、人工芝の固定に必要なピンを探している方はぜひ参考にしてみてください。
長さで選ぶ
人工芝のピンを選ぶ際には、ピンの長さで選ぶ方法がおすすめです。
ピンは、10cm以下の短さから30cm以上の長さまで幅広い種類が用意されています。
強く固定をするためには、15cm以上の長さを選びましょう。
長ければ長いほど固定力は増しますが、地面に刺さりにくくなってしまうというデメリットがあります。
30cm以上になると配管にあたってしまう恐れもあるため、打ち込む場所に気を付けましょう。
太さで選ぶ
ピンを選ぶ際には、太さを必ず確認しましょう。
ピンの太さは耐年数に影響するため、細すぎるピンを購入しないようにする必要があります。
細すぎる場合、ピンを打っている際に地中で曲がってしまったり、人工芝よりも先にボロボロになったりしてしまう可能性があります。
ピンがしっかりと機能していない場合、芝の収縮を防げず、劣化を促進してしまう恐れがあるので注意が必要です。
そのため、人工芝を固定する際には、4mm以上の太さを選びましょう。
ホームセンターで購入できる人工芝用のU型ピンであれば、基本的には4mm程度となっているので、簡単に手に入れられます。
ただし、太すぎるとすき間から雑草が生える可能性があるため、4mmのピンを選びましょう。
幅で選ぶ
ピンの幅は固定力やつなぎ目のきれいさにつながるため、必ず確認しましょう。
幅が狭いピンの場合、1本のピンで固定できる箇所が減り、固定力が落ちてしまいます。
しっかりと固定するためには、多くのピンが必要となり、費用がかさんでしまう点にも注意しましょう。
また、人工芝のつなぎ目を固定する場合、幅が狭いときれいにつなげなかったり、剥がれやすくなってしまいます。
きれいに施工するためには4cm以上の幅を選び、費用を抑えつつ、効率よく人工芝を固定しましょう。
DIYで人工芝を敷いて固定する手順
人工芝をDIYで施工する際の手順は以下の通りになります。
- 地面を整地する
- 防草シートを設置する
- 人工芝を仮敷きしてカットする
- 人工芝をつなぎ合わせて固定する
紹介する手順通りに施工すれば、初心者でもきれいに人工芝を敷けるので、参考にしながら試してみてください。
人工芝をDIYで施工する方法について、より詳しく知りたい方は以下の記事もご覧ください。
内部リンク:人工芝はDIYで施工可能|自宅で施工する際のポイントや注意点を紹介
地面を整地する
人工芝を敷く前に、雑草や石などを除去する必要があります。
人工芝を敷く予定の場所に天然芝がある場合には、雑草や石とともにきれいに取り除きましょう。
石を取り除いておかなければ、人工芝を敷いた後に表面がぼこぼこしてしまい、見た目が悪くなってしまいます。
また、雑草を抜く際には根っこまで取り除かなければ、人工芝を敷いた後に再度生えて来てしまう恐れがあります。
雑草や石を取り除いたら、地面を整地して高さを整えましょう。
均一の高さにしておかなければ、人工芝を敷いた際に凹凸ができ、水溜まりや虫の発生の原因になってしまいます。
人工芝を長く利用するためにも、石や雑草を取り除いた上で、きれいに整地しましょう。
また、人工芝を敷くと数センチ程度地面が高くなるので、整地する際には地面を下げておく必要があります。
スコップやレンガを使って地面をたたくことで高さを調節し、余分な土は捨てましょう。
防草シートを設置する
雑草や石の除去や整地が完了したら、防草シートを設置します。
防草シートは1列ずつ敷き詰めていき、光が差し込まないように地面全体を覆いしましょう。
万が一すき間から光が差し込んでしまうと、雑草が育ってしまう可能性があるため注意が必要です。
敷き詰められたら、ハサミやカッターを使って適切なサイズにカットしていきます。
敷き詰める際には、防草シートがずれないように、端にピンを打ち込んでおくときれいに並べられます。
敷き詰めたらU型ピンで固定するだけでなく、シート同士をガムテープや養生テープなどでつなぐと、光を完全に遮断可能です。
人工芝を仮敷きしてカットする
防草シートを敷き終わったら、人工芝を仮敷きをしましょう。
人工芝には芝目があるため、数列に渡って敷く際には芝目を合わせると見栄えがよくなります。
防草シート同様、人工芝のすき間から光が入らないようにピッタリとくっつけて敷くようにしましょう。
人工芝は、ハサミやカッターで簡単に切れるので、仮敷きが完了したら必要な長さにカットを行いましょう。
人工芝をつなぎ合わせて固定する
人工芝のカットまで完了したら、外周から固定していきましょう。
30cm程度の間隔でU字ピンを打ち込むと、人工芝が捲れにくくなり、長く利用できます。
人工芝の端から約1.5cmの場所をピンの向きを芝と並行にするときれいに固定できます。
打ち込んでいる途中で巻き込みそうな芝はどかしておきましょう。
人工芝と壁やタイルなどの境目に砂をかけておくと、より捲れにくくなり、長持ちするのでおすすめです。
人工芝の固定に関するよくある質問
人工芝の固定に関するよくある質問には、以下の4つがあります。
- 人工芝の固定に必要なピンの本数はどのくらいですか?
- 人工芝のつなぎ目が浮かない方法はありますか?
- コンクリートに人工芝を敷く際の固定方法は?
- コンクリート上に人工芝を敷く際の手順は?
それぞれの質問とその回答を紹介していくので、参考にしてみてはいかがでしょうか。
人工芝の固定に必要なピンの本数はどのくらいですか?
ピンの必要本数は庭の縦と横サイズ、つなぎ目の数によって異なります。
人工芝の素材や地面の状態によっても異なりますが、1平米あたり約4本~5本あれば固定できます。
人工芝を敷く予定場所のサイズに合わせて計算をして必要本数を用意しましょう。
ピンの本数計算をする手間を省きたい方には、固定用ピンがセットになった人工芝の購入がおすすめです。
人工芝のつなぎ目が浮かない方法はありますか?
固定ピンを打ち込んで固定しているだけの場合、長期間になるとジョイント部分がずれてしまう可能性があるので注意しましょう。
つなぎ目をきれいにしたい場合は、ジョイントテープで人工芝同士をつなげた後に、固定ピンを打ち込む方法がおすすめです。
ジョイントテープを利用すれば、つなぎ目が目立ちにくくなるだけでなく、人工芝の捲れや雑草の対策にもなります。
ジョイントテープには、以下の2種類があります。
- 粘着テープ
- ジョイントシート
粘着シートは、ジョイントシートの裏面に粘着剤がついているタイプであり、ジョイント部分の裏面に敷いて重ねるだけなので簡単に施工できます。
耐水性は高くないため、室内や雨に濡れにくい場所におすすめです。
ジョイントシートは、不織布に接着剤を塗って人工芝をつなぐ方法であり、耐水性が高くなっています。
そのため、庭や屋上などの外に人工芝を敷く際におすすめの固定方法です。
人工芝を敷く場所に合わせて、ピンとジョイントテープを選んで使いましょう。
コンクリートに人工芝を敷く際の固定方法は?
コンクリートに人工芝を固定するには以下の方法があります。
- 人工芝用両面テープ
- 人工芝用接着剤
- 重石
ただし、重石を利用すると風が強い日には飛んでしまう可能性もあるため、両面テープや接着剤がおすすめです。
コンクリート部分が汚れてしまうと困る場合には、接着剤を利用する面積を減らし、両面テープを利用する場所を増やしましょう。
コンクリート上に人工芝を敷く際の手順は?
コンクリートに人工芝を敷く手順は以下の通りです。
- コンクリートを清掃する
- 人工芝を仮止めする
- 床に合わせて人工芝をカットする
- 人工芝同士をジョイントする
- 人工芝の外周を接着する
コンクリートに汚れや誇りが溜まっている場合、人工芝の接着が弱くなってしまうので、施工前には必ず掃除をしましょう。
コンクリートをきれいにしたら、人工芝を仮敷きし、両面テープで仮止めをします。
仮止めをした際、人工芝の余った部分があればカットしていきましょう。
適切な長さにカットができたら、人工芝用の両面テープや接着剤を使って人工芝同士を固定し、コンクリートとも接着します。
はみ出てしまった接着剤や両面テープなどを掃除し、デッキブラシで芝を立たせれば人工芝の施工は完了です。
人工芝の固定方法を理解してDIYしてみよう
人工芝の固定時には以下のようなピンを利用しましょう。
- U型ピン
- L型ピン
- 釘型ピン
基本的には、ホームセンターでも購入でき、固定力が高いU型ピンがおすすめです。
釘型ピンは人工芝の固定ではなく、下に敷く防草シートの固定に利用しましょう。
本記事で紹介した人工芝を固定するためのピンを選ぶ方法は以下の通りです。
- 長さで選ぶ
- 太さで選ぶ
- 幅で選ぶ
市販のピンは10cm以下の短さから30cm以上のものまで幅広くありますが、固定力が高い15cm以上のピンがおすすめです。
ただし、長すぎると地下に埋められている配管にあたってしまう恐れがあるため注意しましょう。
また、太すぎるピンを選ぶとすき間から雑草が生えてきてしまうので、4mm程度の太さのピンを選ぶと安心です。
ピンを選び、人工芝をDIYで施工する際の手順は以下の通りです。
- 地面を整地する
- 防草シートを設置する
- 人工芝を仮敷きしてカットする
- 人工芝をつなぎ合わせて固定する
紹介した通りに施工を進めていけば、初心者でも簡単に人工芝を敷けるので、ぜひ試してみてはいかがでしょうか
「自分で敷ける自信がない」「業者に依頼したらどれくらいの費用がかかるか気になる」という方は、ぜひもりかわ人工芝にご相談ください。
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