コラム
2023/11/10
室内に人工芝を敷くメリットは?注意点や敷く際の手順などを紹介
室内に人工芝を敷こうと考えている方の中には、敷き方や敷くメリットがわからずに悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
室内に人工芝を敷くと、子どもやペットのケガを防げたり、防音・防振対策ができるなどのメリットがあります。
本記事では、室内に人工芝を敷くメリットや注意点などを詳しく紹介していきます。
人工芝を敷く際の手順やメンテナンス方法も紹介するので、室内に人工芝を敷こうと考えている方はぜひ参考にしてください。
室内に人工芝を敷くメリット
室内に人工芝を敷くメリットには以下の3つがあります。
- 子どもやペットのケガを防げる
- 室内トレーニングに役立つ
- 防音や防振対策ができる
それぞれのメリットについて詳しく紹介していくので、ぜひ参考にしてください。
子どもやペットのケガを防げる
人工芝はフローリングよりも滑りにくく、クッション性が高いため、子どもやペットのケガを防げます。
人工芝を敷いていれば、雨が降っている日でも外と同じように遊べるので、子どもが喜びやすいです。
人工芝は、商品によって芝丈が異なっており、20mm程度から40mm以上までさまざまあります。
クッション性を重視して選ぶ際には、芝丈が長い40mm以上の人工芝がおすすめです。
フローリングの部屋で子どもやペットのケガが心配な方は、人工芝を敷いた遊び部屋を作ってみてはいかがでしょうか。
室内トレーニングに役立つ
人工芝を敷けば、筋トレやゴルフの練習など、室内でトレーニングをする際にも役立ちます。
たとえば、ゴルフのパターを練習したい場合、わざわざ打ちっぱなしに行かずとも家で練習が可能です。
フローリングで行うと滑ってしまい、満足なトレーニングがしにくい筋トレやヨガなどにも、人工芝が向いています。
筋トレ道具をフローリングに直接置くと傷ついてしまう恐れがありますが、人工芝を敷いていれば、傷つけずに保管可能です。
パター練習だけでなく、筋トレやヨガなど室内でできるトレーニングを行いたい場合は、室内に人工芝を敷くことをおすすめします。
防音や防振対策ができる
クッション性が高い20mm以上の人工芝を敷くと、防音や防振効果が期待できます。
子どもやペットがおり、アパートやマンションなどの集合住宅に住んでいる方の中には、足音や振動が気になる方もいるでしょう。
人工芝を敷いていれば、ある程度の音や振動を吸収してくれるため、下の階への影響を軽減できます。
防音・防振対策としてマットを敷いている方もいるかもしれませんが、定期的な買い替えが必要となるのではないでしょうか。
人工芝であれば、1度敷いて定期的なメンテナンスをするだけで8~10年と長く利用できます。
長期的な防音・防振対策を検討している方は、ぜひ人工芝を敷いてみてください。
室内に人工芝を敷く際の注意点
室内に人工芝を敷く際の注意点には、以下の3つが挙げられます。
- フローリングが傷つく可能性がある
- 熱で劣化する
- 費用が発生する
人工芝を敷いた後に困らないように、注意点についてしっかりと理解しておきましょう。
フローリングが傷つく可能性がある
人工芝を敷く際には、フローリングを傷つけてしまう可能性があることを理解しておきましょう。
人工芝の裏面には凹凸があり、摩擦によってフローリングを傷つけてしまう恐れがあります。
特に、子どもやペットを遊ばせるために敷く場合、遊んでいるうちに人工芝が動いてしまい、人工芝の傷に繋がってしまいます。
フローリングの上に敷く場合には、滑らないように固定できないので、こすれやすい点に注意しましょう。
フローリングの傷を防ぐためには、フロアマットやジョイントマットを敷いてから人工芝を設置する方法がおすすめです。
熱で劣化する
人工芝は熱や火に弱く、劣化を早めてしまう恐れがあることを理解しておきましょう。
キッチンをはじめとした火を使う場所を避けるのはもちろんですが、太陽光が当たりやすい場所に人工芝を敷く際にも注意が必要です。
特に気温が高い夏は、窓ガラスから太陽光が差し込むことで、人工芝の表面が溶けてしまい、劣化する恐れがあります。
人工芝の耐熱温度は110℃程度が一般的ですが、安価な素材を使っている商品では70℃程度となっています。
商品によっては熱湯がこぼれただけでも人工芝が傷んでしまい、寿命が早まってしまう可能性があるため、火を使う場所や太陽光が当たり続ける場所を避けて敷きましょう。
費用が発生する
人工芝を敷く際には、初期費用が発生する点に注意しましょう。
一般的な1㎡あたりの人工芝本体の費用は800~6,000円となっています。
上記の値段はあくまでも1㎡あたりの費用であり、人工芝を敷くスペースの広さによって総額が異なります。
狭い場所であればジョイントタイプ、広い場所であればロールタイプの人工芝を購入すると購入枚数を減らせるため、費用を抑えることが可能です。
さらに、ジョイントシートやマットなどの費用も発生するので、まとまった費用が必要となることを理解しておきましょう。
人工芝を敷く際の費用に関して詳しく知りたい方は、以下の記事もあわせて確認してみてください。
関連記事:人工芝の費用はいくら?天然芝との違いやDIYで施工する手順、メリットやデメリットを紹介
室内用の人工芝を選ぶポイント
室内用の人工芝を選ぶ際のポイントには、以下の3つがあります。
- 人工芝のタイプで選ぶ
- インテリアにあわせて選ぶ
- 芝の長さで選ぶ
用途や場所にあわせて選べるように、上記のポイントを理解しておきましょう。
購入におすすめな人工芝について詳しく知りたい方は、ぜひ以下の記事もご覧ください。
内部リンク:手に入れやすいおすすめの人工芝5選|選ぶポイントやDIYする際の手順も紹介
人工芝のタイプで選ぶ
人工芝には、ジョイントタイプとロールタイプの2種類があるため、敷く場所にあわせてタイプで選ぶ方法がおすすめです。
2つのタイプの違いは以下の通りです。
タイプ | 1枚あたりのサイズ | 特徴 |
ジョイントタイプ | 30cm×30cm程度 |
|
ロールタイプ | 幅1m~2m、長さ1m~10m程度 |
|
ジョイントタイプは一つひとつの人工芝が小さく、狭い場所や限られたスペースに適しています。
一方、ロールタイプはカーペットやラグマットのように大きく、リビングや廊下などの広いスペースに適しています。
人工芝を敷くスペースが部屋全体なのか、一部なのかによって、購入するタイプを変更しましょう。
インテリアにあわせて選ぶ
人工芝を敷く場所にあるインテリアや雰囲気にあわせて人工芝を選ぶ方法もおすすめです。
人工芝というと緑のイメージがある方が多いと思いますが、実は商品によって少しずつ色が異なっています。
天然芝に近い色を求めている方は、色にムラがあり、枯草が含まれている春色人工芝がおすすめです。
反対に、緑が濃い人工芝を求めている方は1年を通して明るい雰囲気を感じられる夏色の購入が適切です。
そのため、部屋の雰囲気にあわせて適切な色を選びましょう。
芝の長さで選ぶ
人工芝には、20mm以下~40mm以上など芝の長さに違いがあるため、長さで選ぶ方法もおすすめです。
芝丈ごとの使用用途やクッション性は以下の通りです。
芝丈 | クッション性 | 使用用途 |
10mm~20mm | 低い |
|
30mm~40mm | 高い |
|
40mm以上の長い芝であれば、クッション性が高くなるので、子どもが転倒した際のケガのリスクを抑えられます。
そのため、子どもを遊ばせるスペースに人工芝を敷こうと考えている方は、芝丈の長い商品がおすすめです。
20mm以下の人工芝は、室内でパターの練習をしたい方や簡単に掃除がしたい方に適しています。
このように、長さによって使い勝手や使用用途が異なるため、適切な芝丈の人工芝を選びましょう。
室内に人工芝を敷く際の手順
室内に人工芝を敷く際の手順は以下の通りです。
- 仮敷きをする
- ジョイントテープで人工芝を繋げる
紹介する手順通りに行えば、DIYで人工芝を敷けるので、参考にしてみてください。
仮敷きをする
室内に人工芝を敷く際には、敷きたい場所に仮敷きをしましょう。
仮敷きをして適切な長さを明確にしたら、人工芝をカットします。
人工芝ははさみやカッターで簡単に切れるため、裏面からカットし、室内に敷き詰めていきましょう。
仮敷きをする際には、人工芝の芝目を合わせるときれいに敷けるので、意識してみてください。
ジョイントテープで人工芝を繋げる
人工芝のカットが完了したら、人工芝のつなぎ目にジョイントテープを敷いてつなぎましょう。
人工芝をフローリングの上に直接敷くと、傷つけてしまう恐れがあるため、滑り止め用マットやジョイントマットの使用がおすすめです。
敷き終えたら手ぐしやデッキブラシを使って芝を起こしたり、つなぎ目を馴染ませましょう。
きれいに敷き詰めてジョイントできたら、人工芝の設置は完了です。
室内に敷いた人工芝のメンテナンス方法
室内に敷いた人工芝のメンテナンス方法には、以下の3つがあります。
- ブラッシングをする
- 掃除機をかける
- 水洗いをする
それぞれのメンテナンス方法について詳しく紹介するので、人工芝を長持ちさせたい方はぜひ参考にしながら実践してみてください。
ブラッシングをする
室内に人工芝を敷き、上に家具を置いたり、歩いたりする場合には定期的にブラッシングを行いましょう。
ブラッシングには、ホームセンターで購入できるデッキブラシがおすすめです。
人工芝に重量がかかってしまうと、芝が寝てしまい、そのまま放置していると劣化が進んでしまいます。
寝ている芝を起こすようにブラッシングすると起きるので、定期的にメンテナンスをしましょう。
掃除機をかける
人工芝の長さによりますが、芝の間にゴミが溜まってしまう可能性があるので、定期的に掃除機をかけましょう。
大きなゴミは手で拾えばいいですが、細かいゴミは取りにくいため、定期的に掃除機をかけてゴミやほこりを取りましょう。
忙しい方でも週に1~2回程度は掃除機をかけ、芝に絡まったゴミを取ると長持ちさせられます。
芝が傷ついている、弱ってきていると感じる場合は、掃除機ではなくほうきや手を使うと負担を軽減できます。
水洗いをする
飲み物をこぼしたり、ペットがおしっこをしてしまったりして濡れた場合は、水洗いをしましょう。
人工芝は水道水で洗えるので、自宅でもストレスなく水洗いが可能です。
水洗いをした後は天日干しをして乾かしてから敷き直しましょう。
ただし、人工芝の素材によっては水洗いで傷んでしまい、劣化が進んでしまう恐れがあります。
そのため、人工芝を購入する際には、素材を必ず確認しましょう。
人工芝に使われる素材ごとの特徴は以下の通りです。
素材 | 耐水性 | 耐久性 | 対紫外線 |
ナイロン | 弱い | 弱い | 普通 |
ポリエチレン | 良い | 良い | 良い |
ポリプロピレン | 非常に良い | 非常に良い | 非常に良い |
子どもやペットの遊び場やトレーニング部屋に敷きたいしたい場合には、耐水性や耐久性に優れているポリプロピレンがおすすめです。
ポリプロピレンは対紫外線にも優れているので、窓際やベランダに敷く際にも適した人工芝です。
人工芝を購入して室内に敷いてみよう
室内に人工芝を敷くと、以下のようなメリットがあります。
- 子どもやペットのケガを防げる
- 室内トレーニングに役立つ
- 防音や防振対策ができる
クッション性の高い人工芝を敷くと、子どもやペットのケガを防げるだけでなく、防音・防振対策ができます。
ただし、以下のような注意点があることを理解しておきましょう。
- フローリングが傷つく可能性がある
- 熱で劣化する
- 費用が発生する
人工芝の裏面には凹凸があるので、摩擦でフローリングが傷ついてしまう恐れがあります。
また、人工芝を敷く際には、1㎡あたり800~6,000円の費用が発生することも理解しておきましょう。
室内に人工芝を敷いた後は、長持ちさせるために以下のようなメンテナンスを行う必要があります。
- ブラッシングをする
- 掃除機をかける
- 水洗いをする
これらのメンテナンスを定期的に行うことで、8~10年程度はきれいな状態を保てます。
メンテナンスをする時間の確保が難しい場合は、購入する人工芝の素材にこだわりましょう。
購入する人工芝に困った際には、ポリプロピレンが使われている商品の購入がおすすめです。
「人工芝を室内にきれいに敷けるか不安」「適切な人工芝を選べるかわからない」という方は、ぜひもりかわ人工芝にご相談ください。
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